上海のお手伝いさん(阿姨)完全ガイド|相場・探し方・注意点【在住20年】

上海で暮らす

「上海で阿姨(お手伝いさん)を頼みたいけど、相場も探し方も分からなくて不安…」

そんな帯同ご家族(いわゆる駐在妻)の方、多いのではないでしょうか?😊

上海在住20年のクロパン🐼が、実際に何人もの阿姨にお願いしてきた経験から、相場・探し方・言葉の壁・トラブル回避まで、リアルにお伝えします。

そもそも阿姨(お手伝いさん)って?上海では当たり前の存在

日本だと「家事代行さんを頼む」と聞くと、ちょっと贅沢なイメージがありますよね。でも上海では、阿姨(アーイー=お手伝いさん)にお願いするのは、共働き家庭や駐在家庭ではごく当たり前のことなんです。

上海パンダ
上海パンダ

ぼくの周りの駐在家庭も、ほとんどが阿姨にお願いしていますよ🐼

阿姨にお願いできること

・掃除・洗濯・片付け
・料理(中華はもちろん、頼めば日本食を作ってくれる人も)
・子どもの世話・送り迎え
・日用品の買い物 など

なぜ上海の駐在家庭で一般的なの?

共働きや小さなお子さん連れだと、家事・育児の負担は本当に大きいですよね。上海では阿姨をお願いしやすい環境が整っていて、費用も日本の家事代行に比べると驚くほど身近です。(くわしい相場は次の章でお伝えします)


気になる相場は?時給・月極のリアル

さて、一番気になるのが「いくらかかるの?」というところですよね💰

上海の阿姨の費用は、頼む頻度・時間・形態(個人契約か会社経由か)で大きく変わります。ぼくが20年住んでいる感覚と、周りの駐在家庭の話をまとめると、だいたいこんな相場感です。

時給制の目安

・時給制の相場:おおむね 80〜100元/時 前後
・スポットで「今日だけ大掃除してほしい」というときに使うことが多い
・春節でも時給は固定。チップが必要なことも

月極(定期)の目安

週に何回・1回何時間来てもらうかで月額が決まります。

ぼくの家でも、家族が上海にいた時期は週1回・1回4時間でお願いしていました。掃除と簡単な料理の作り置きまでお願いして、家事の負担がぐっと軽くなったのを覚えています。

月の費用は、頻度・時間・契約形態によって幅が出ますが、「週1回・各4時間で月千元前後〜(上海は相場高め)」というのがひとつの目安です。

上海パンダ
上海パンダ

家族が増えるほど”頼みたい”気持ちは強くなりますよね🐼ぼくも家族帯同時代はかなり助けられました

住み込みの形態もある

中国では住み込みで阿姨にお願いするご家庭もありますが、駐在家庭では「通い型(週何回・何時間)」が一般的です。お子さんが小さいなどフルサポートが必要な場合に住み込みを検討するイメージで、最初は通い型から始めるご家庭が多い印象です。

⚠️ 費用が変わる「2つの落とし穴」

相場を見るときに、知っておいてほしい注意点が2つあります。

① 同じ「週1回・4時間」でも、会社指定の代行サービス経由か、知人紹介の個人契約かで、月額がだいぶ変わります。

② 「安いから」と個人契約に飛びつくと、会社の駐在員規程に違反していたり、阿姨が怪我をしたときの責任が個人にかかってきたりすることも。

まずは赴任先の会社の福利厚生・規程を確認するのが安心です。会社によっては家事代行の補助制度があったり、逆に個人契約NGだったりするので、最初の一歩はそこからですね😊


阿姨の探し方|安全第一からの応用ステップ

さて、いざ阿姨をお願いしようと思ったとき、「どこで探すの?」というのが次の悩みですよね🤔

ぼくが20年上海に住んでみて、実際に使ったり試したりした探し方を、安全度の高い順に紹介します。

① 知人・先輩駐在員からの紹介(一番安心)

いちばん安心なのは、すでに上海にいる先輩駐在員のご家族や、信頼できる知人から紹介してもらう方法です。

・人柄や仕事ぶりを「実際に頼んだ人」が知っている
・日本人慣れしている阿姨が紹介されることが多い
・トラブル時も紹介してくれた人に相談できる

赴任が決まったら、社内の先輩や上海日本人会のコミュニティで、まず一度聞いてみるのがおすすめです。

② アプリで探す(はじめての人は安全第一でここから)

紹介ルートがない場合は、阿姨マッチング系のアプリ(「58同城」や「阿姨来了」など)を使う方法があります。

・身分証確認・経歴登録など、ある程度プラットフォーム側でチェックが入っている
・口コミ・評価が見られる
・トラブル時にプラットフォームに相談できる

ぼくがおすすめしたいのは、はじめての人ほどアプリから始めること。安全第一で実績を積んでから、必要に応じて他の方法を試すという順番が安心です。

上海パンダ
上海パンダ

最初は安全第一でアプリ。慣れてきたら応用するのもアリですよ🐼

③【上級者向け】マンションで直接WeChat交換

これは上海歴が長くなってきた「上級者向け」の方法です😊

同じマンションで働いている阿姨を見かけたときに、直接声をかけてWeChatを交換し、個人契約で来てもらうパターン。

メリットは大きくて、
・仲介手数料が乗らないぶん割安になる
・マンション内なので移動時間ゼロ=来てもらいやすい
・人柄を実際に目で見て選べる

ただし、費用のところで触れたとおり、個人契約は会社規程・トラブル時の責任など、自分で背負うものが増えます。中国語でのコミュニケーションも必須です。

「自分で見極められる自信がついてから・自己責任で」というのが大前提。最初の1人目からいきなりこの方法、というのはおすすめしません。

⚠️ どの方法でも、「合わなければすぐ切り替える」勇気を

ぼくが20年の経験で一番大事だと思っているのが、「信頼できないな」と感じたら、早めに契約を見直す勇気を持つことです。

・貴重品の扱いが雑
・約束の時間を守らない
・指示と違うことをする

こういうサインが出たら、ズルズル続けず、別の阿姨を探したほうがお互いのためです。家に入る人を「我慢して使い続ける」ストレスは、想像以上に大きいので。


中国語ゼロでも雇える?言葉の壁の越え方

「中国語、ほとんど話せないんだけど大丈夫かな…」

帯同ご家族の方の不安で一番多いのが、これだと思います😣

結論から言うと、中国語ゼロでも雇えます。実際にぼくの周りでも、中国語がほぼゼロの状態で阿姨にお願いしているご家族はたくさんいます。コツさえ押さえれば大丈夫です。

コミュニケーションは「WeChat」が一番便利

日々のやりとりで一番使えるのが、WeChat(微信)でのテキスト連絡です。

・スマホの翻訳機能と組み合わせれば、お互いに翻訳して読める
・「証拠として残る」のが地味に大事
・「明日◯時にお願いします」「今日は来なくて大丈夫」など、口頭よりミスが起きにくい

理想は対面で翻訳アプリ(百度翻訳など)を使って細かい打ち合わせ。日々のやりとりはWeChatでテキスト、というのがぼくの定番です。

上海パンダ
上海パンダ

WeChatのやりとりは、後から見返せるのが本当に助かりますよ🐼 言った言わないが防げます

これだけ覚えておけばOK|重視ポイントを伝える中国語

特によくお願いするのが「ここを重点的に掃除してほしい」という指示です。

ぼくがよく使うフレーズはこのあたり:

・厨房帮我好好打扫一下哈
 Chúfáng bāng wǒ hǎohǎo dǎsǎo yíxià ha(チューファン バンウォ ハオハオ ダーサオ イーシア ハ)
 → キッチン、念入りにお願いね

・卫生间也麻烦你啦
 Wèishēngjiān yě máfan nǐ la(ウェイションジエン イエ マーファン ニー ラ)
 → トイレもお願いね

・浴室的水垢也帮我清一下哈
 Yùshì de shuǐgòu yě bāng wǒ qīng yíxià ha(ユーシー ダ シュイゴウ イエ バンウォ チン イーシア ハ)
 → お風呂の水垢も落としてもらえる?

覚えるのが大変なら、WeChatでこの日本語を送って、阿姨に翻訳して読んでもらうだけでも十分通じます。「キッチン・トイレ・お風呂をしっかりお願いします」と伝えるだけで、仕上がりが目に見えて変わりますよ😊

⚠️ 弁償トラブルを避ける「いちばん効く予防策」

言葉の壁とセットでもう1つ、お伝えしておきたい大事なことが。

阿姨に掃除をお願いしていると、悪気なく物を壊してしまうことがあります。ぼく自身、これまでに何度かそういう場面に遭遇しました。

そのときに地味につらいのが、「弁償どうしますか?」という交渉。言葉の壁もあって、お互いに気まずいやりとりになりがちです。

ぼくがたどり着いた結論はシンプルで、

👉 壊されたら困るものは、そもそも出しておかない・しまっておく。

これに尽きます。お気に入りの食器、ガラス製品、思い出のある小物、大事な書類…こういうものは、阿姨が掃除する場所からあらかじめ移動させておく。

「割れ物注意」を中国語で伝えるよりも、「触らせない仕組みを作る」ほうが、お互いストレスがありません。

弁償交渉という小さなストレスを生まない工夫として、入居初日にやっておくのがおすすめです。


阿姨トラブルあるある と回避法(在住20年の知恵)

20年上海に住んでいると、阿姨にまつわる小さなトラブルもいろいろ見聞きします😅

ここでは、ぼくが実体験から「これは最初から気をつけておけばよかった」と思うポイントをまとめます。

お金まわり|やり取りは「WeChatで証拠を残す」

支払いや日程変更などのお金まわりのやりとりは、口頭ではなくWeChatのテキストで残すのが鉄則です。

「来週の◯曜日は来なくていい」「今月分は◯◯元でお願いします」など、後から見返せる形にしておくと、「言った・言わない」のトラブルがほぼ起きません。

支払い自体もWeChat Payが便利。記録が自動で残るので、家計管理も楽になります😊

貴重品・パスポート|「そもそも家に置かない」が最強

家に人が入る以上、貴重品の管理は徹底しておきたいところです。

ぼくがやっているのは、シンプルにこれ。

👉 大きな金額の現金は、そもそも家に置かない。
👉 パスポートは目に入らない場所にしまう。

特に日本人のパスポートは中国で「価値の高いもの」として扱われることがあるので、目につくところに置かないのが安心です。

さきほど触れた「割れ物は出しておかない」と同じ考え方で、トラブルが起きそうな種を最初から摘んでおく。これがいちばんお互いストレスがありません。

契約・辞めさせ方|契約書は基本ない

日本人感覚だと「契約書を交わさなきゃ」と思いがちですが、上海の阿姨は個人契約だと契約書を交わさないケースがほとんどです。

合わなかったり、信頼できないと感じたりした場合は、シンプルに「もう来なくて大丈夫です」と連絡してそれで終わり、というのが実情。気まずく感じるかもしれませんが、家に入る人を「我慢して使い続ける」ほうがずっとストレスです。

「合わなければ次に行く」と最初から思っておくほうが、健全に付き合えます。

春節(旧正月)のチップは「気持ち」として渡す

中国で阿姨にお願いするうえで知っておきたいのが、春節のチップ慣行です。

毎年の春節前に、感謝の気持ちとして「红包(ホンバオ=お年玉袋)」にお金を入れて渡すのが一般的。金額は関係性や勤続期間にもよりますが、長くお願いしている阿姨ほど厚めにするご家庭が多い印象です。

上海パンダ
上海パンダ

「今年もありがとう、来年もよろしくお願いします」の気持ちを形にする文化です🐼

⭐ 子どもの面倒を頼むなら「長期的な信頼関係」が前提

最後に、これは家族帯同で特に大事な話。

掃除や料理はある程度ドライな関係でも回ります。でも、夫婦で出かけたいときに「子どもの面倒を見てほしい」となると、話はまったく別です。

ぼくも家族が上海にいた時期、夫婦の時間を作るために、阿姨に子どもをお願いすることが何度かありました。

そのとき強く感じたのは、子どもを預けられる相手は「長くお願いしてきて、信頼関係が積み上がっている阿姨」だけ、ということ。

新しく雇ったばかりの阿姨に、いきなり子どもの世話を頼むのはおすすめしません。最初は掃除や料理だけお願いして、何ヶ月もかけて信頼関係を築いてから、少しずつ任せる範囲を広げる。これが安心です😊

「子どもの面倒も任せたい」という方は、なおさら最初の阿姨選びが大事になります。長くお願いできそうな人かどうか、という視点で見てみてください。


まとめ|失敗しない阿姨選び 3つの基準

ここまで読んでくださってありがとうございます😊

最後に、ぼくが20年上海に住んで、阿姨にお願いしてきた経験から、「これだけ押さえれば失敗しない」という3つの基準にまとめておきます。

✅ 失敗しない阿姨選び 3つの基準

① 最初は「安全第一」で選ぶ
 → はじめての1人目は、知人紹介 or アプリから。マンションでの直接交渉などの応用は、慣れてから。

② 信頼関係は「時間をかけて」築く
 → 掃除や料理から始めて、子どもの世話など大事なことを任せるのは、長くお願いしてから。

③ トラブルの種は「最初から摘む」
 → 貴重品はしまう、割れ物は出さない、やりとりはWeChatで残す。予防のひと手間で、お互いストレスゼロに。

そして大前提として、「合わなければ次に行く」と最初から思っておくこと。家に入ってもらう人を「我慢して使い続ける」のは、お互いにとって良くありません。

阿姨にお願いするのは、駐在生活をぐっと楽にしてくれる選択肢のひとつ。最初は不安だと思いますが、ぜひ気軽に検討してみてください。

上海生活を一緒に楽しみましょう🐼


よくある質問(FAQ)

Q
Q1. 中国語が話せなくても本当に雇えますか?
A

雇えます😊 ぼくの周りでも中国語ほぼゼロで雇っている駐在ご家族はたくさんいます。

WeChatのテキストでやりとり+スマホの翻訳機能の組み合わせで、日常のやりとりは十分まわります。最初に「掃除はキッチン・トイレ・お風呂を重点的に」など、お願いしたいポイントを翻訳して送るだけで、仕上がりがぐっと変わります。

Q
Q2. 相場より極端に安い阿姨は怪しいですか?
A

「安い=怪しい」とは限りませんが、なぜ安いのか理由を確認する価値はあります。

仲介手数料が乗っていない(個人契約)から安い、というケースもあれば、経験が浅い・身分確認が甘いから安い、というケースもあります。

特に1人目の阿姨は、相場帯から大きく外れない範囲で選ぶのが安心です。

Q
Q3. 辞めてもらいたいとき、揉めずに済む言い方は?
A

個人契約の場合、契約書を交わしていないことがほとんどなので、シンプルに「来月からはもう来なくて大丈夫です」とWeChatで連絡すればOKです。

理由を細かく説明する必要はありません。理由を言うと逆に揉めることもあるので、「家庭の事情で」「来月から予定が変わって」など、ぼかして伝えるのが角が立ちません。

最後の月の支払いと、可能であれば少しの感謝のお気持ち(紅包)を渡すと、お互い気持ちよく区切れます。

Q
Q4. 日本食を作ってもらえる阿姨はいますか?
A

います。「日本食OK」「日本人家庭での勤務経験あり」を条件に探すと、見つかります。

アプリで検索するときに「日式」「日本料理」などのキーワードを入れたり、紹介の段階で「日本食が作れる人を希望」と伝えたりするのがコツです。

ただし、最初から完璧を求めず、簡単な定番(味噌汁・煮物・炒め物)から覚えてもらう前提のほうが、結果的にうまくいきます😊

Q
Q5. 帰任が決まったとき、阿姨にはどう伝えればいい?
A

帰任の1〜2ヶ月前にはWeChatで伝えるのがおすすめです。阿姨にとっても次の仕事を探す時間が必要なので、早めに伝えるのがお互いの礼儀です。

「◯月で日本に帰任することになりました。最後までよろしくお願いします」とシンプルに伝えるだけでOK。

最後の日は、感謝の気持ちとして紅包を渡したり、日本のお土産(帰国後に送ることも)を約束したりするご家庭が多い印象です。長くお願いした阿姨ほど、帰任後もWeChatで連絡を取り続けている方もいます🐼

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