Alipay・WeChat Pay 紐付け方法【2026】上海歴20年がVisa/JCB対応を解説

送金・銀行

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「上海に着いたのに、お店で現金もカードも受け取ってもらえなかった…」

そんな話、聞いたことありませんか?いまの上海は、屋台からタクシー、コンビニまで、支払いのほとんどがスマホの2大アプリ、Alipay(アリペイ/支付宝・Zhīfùbǎo)WeChat Pay(ウィーチャットペイ/微信支付・Wēixìn zhīfù) で回っています。これがないと、正直かなり不便です。

でも安心してください。以前は「中国の銀行口座がないと使えない」と言われていましたが、2026年のいまは、日本で発行したVisaやJCBのクレジットカードをそのまま紐付けて使える ようになりました。銀行口座は不要です。

この記事では、上海歴20年の上海パンダ🐼 が、Alipayと WeChat Pay の登録からカード紐付けまでを、手順を1つずつ図解しながら解説します。「失敗せずに準備したい」という方も、「なんだか難しそう…私にもできるかな?」という方も、読み終わるころには「これなら自分でもできそう」と思えるはずです✨

読み終えるころには、スマホ1つで上海の街をキャッシュレスに歩ける状態を、渡航前に整えられます。

  1. ① なぜ今、上海でAlipay・WeChat Payが必須なのか
    1. ①-1 完全キャッシュレス社会
    2. ①-2 【2026の朗報】日本のカードでそのまま使える
    3. ①-3 Alipay(支付宝)とWeChat Pay(微信支付)の違い
  2. ② 【準備編】登録前に用意する3つのもの
    1. ②-1 パスポート
    2. ②-2 日本のクレカ(Visa/Master/JCB/Diners/Discover、Amexは2025年2月〜)
    3. ②-3 ネット環境
  3. ③ 【手順編】Alipay(支付宝)の登録・カード紐付け方法
    1. ③-1 アプリDL〜電話番号でアカウント作成
    2. ③-2 パスポート+顔認証
    3. ③-3 日本のクレカ直接紐付け(2023年7月〜中国口座不要)
    4. ③-4 TourCard方式との違い
  4. ④ 【手順編】WeChat Pay(微信支付)の登録・カード紐付け方法
    1. ④-1 アカウント作成〜Wallet(钱包)
    2. ④-2 パスポート+顔認証
    3. ④-3 国際カード紐付け
    4. ④-4 【2026特典】初回紐付け手数料無料枠(詳細は手数料の章で)
  5. ⑤ 海外カード紐付けとチャージ方法・使える金額の上限
    1. ⑤-1 対応国際カード一覧(2026時点)
    2. ⑤-2 カード直払い vs 残高チャージ
    3. ⑤-3 現金・中国国内銀行チャージの外国人制限
    4. ⑤-4 利用上限(1回約5,000元・年約50,000元 ※方式で異なる・要確認)
  6. ⑥ 手数料はいくら?200元以下無料キャンペーンの条件【2026】
    1. ⑥-1 200元以下無料/200元超は諸説あり(両論併記)
    2. ⑥-2 WeChat Pay初回紐付け60日間無料枠(1日1,000元以下・最大30元/回)
    3. ⑥-3 クレカ海外事務手数料1.6〜2.2%も別途(正直注記)
  7. ⑦ 実際の使い方|上海での支払いシーン別ガイド
    1. ⑦-1 店舗スキャン払い(自分のQRを見せる/相手QRを読む)
    2. ⑦-2 タクシー・地下鉄・シェア自転車
    3. ⑦-3 大衆点評(ダージョンディエンピン/Dàzhòng diǎnpíng)・饿了么(ウーラマ/È le me)等アプリ内決済
  8. ⑧ 【要注意】外国人がハマりやすいトラブルと対処法
    1. ⑧-1 顔認証・本人確認が通らない
    2. ⑧-2 カードが弾かれる(対応ブランド・与信・海外利用ロック)
    3. ⑧-3 登録は日本にいるうちに済ませるべき理由(制度は変わりやすい)
  9. ⑨ よくある質問(FAQ)
  10. ⑩ まとめ|上海はスマホ1つでキャッシュレスに歩ける

① なぜ今、上海でAlipay・WeChat Payが必須なのか

上海の支払い事情は、この10年で大きく変わりました。まずは「なぜスマホ決済が必須なのか」「2つのアプリはどう違うのか」から、やさしく整理していきます。

①-1 完全キャッシュレス社会

いまの上海は、世界でもトップクラスのキャッシュレス社会です。レストランやコンビニはもちろん、路上の屋台、タクシー、地下鉄、シェア自転車まで、支払いはスマホのQRコード(キューアールコード)で完結するのが当たり前になっています。

現金お断り、という意味ではありませんが、実際には「お釣りの用意がない」「カード読み取り機がない」というお店も多く、スマホ決済がないと不便な場面がぐっと増えます。上海歴20年で見ていても、街の変化のスピードには毎回おどろかされます。

①-2 【2026の朗報】日本のカードでそのまま使える

以前は、AlipayもWeChat Payも「中国の銀行口座に紐付けないと使えない」のが大きなハードルでした。ところがここ数年で状況が変わり、日本で発行した国際ブランドのクレジットカードを、アプリに直接紐付けて使える ようになっています。

つまり、わざわざ現地で銀行口座を開設しなくても、手持ちのVisaやJCBのカードを登録すれば、そのまま支払いに使える、というわけです。これは短期の旅行者にも、長期の駐在の方にも、うれしい変化ですよね😊

①-3 Alipay(支付宝)とWeChat Pay(微信支付)の違い

「2つとも入れないとダメ?どっちが先?」とよく聞かれます。ざっくり言うと、次のような性格の違いがあります。

・Alipay(アリペイ/支付宝・Zhīfùbǎo):もともと通販サイト由来の「お財布アプリ」。決済専用に近く、外国人にとっては登録がわかりやすい傾向があります。
・WeChat Pay(ウィーチャットペイ/微信支付・Wēixìn zhīfù):日本でいうLINEのようなメッセージアプリ「WeChat」に組み込まれた決済機能。友だちとのやり取りや割り勘(グループ送金)でも使われます。

どちらも上海の多くのお店で使えますが、お店によって「片方だけ対応」というケースもあります。可能であれば、両方入れておくと支払いで困る場面がほぼなくなります。

上海パンダ
上海パンダ

私も上海に長くいますが、いまや財布を持たずにスマホだけで一日過ごせる日も多いです。逆に「アプリが使えない」と一気に生活しづらくなるので、渡航前の準備がほんとうに大事なんですよね🐼

上海の決済手段マップ(使える場面×準備の手軽さ) 上海の決済手段マップ(使える場面 × 準備の手軽さ) 手軽 面倒 準備の手軽さ 狭い 広い 使える場面の広さ 日本のクレカ (実店舗の直払い) 持っていれば手軽 でも使える店は限定的 Alipay(支付宝) 紐付けが分かりやすい・広く使える WeChat Pay(微信支付) メッセージ+決済・広く使える 現金 お釣り不足・受取不可の お店も多い 使える場面が狭い ▲ この2つが右上(広い×手軽) 両方入れておくと支払いで困りにくい

▲上海の決済手段マップ(使える場面×準備の手軽さ・2026年時点・上海パンダ作成)

・上海は屋台・タクシー・地下鉄までスマホQR決済が中心
・2026年時点、日本発行のクレカを直接紐付けできる(銀行口座なしでOK)
・Alipay=決済寄り/WeChat Pay=メッセージ+決済。両方入れておくと安心

※上海ではLINEやGoogle系サービスに接続しづらい場面があります。あわせて通信環境も整えておきたい方は、中国で使えるVPNおすすめ5選の比較記事も参考にしてください。


② 【準備編】登録前に用意する3つのもの

登録をスムーズに進めるために、先に手元にそろえておきたいものが3つあります。渡航前、または上海に着いてすぐの通信が使える状態で準備しておくと安心です。

②-1 パスポート

外国人がアプリを登録するときは、本人確認(実名認証)でパスポートが必要になります。顔認証とあわせて求められることが多いので、有効なパスポートを手元に用意しておきましょう。名前や番号を正しく入力できるよう、実物を見ながら進めるのがおすすめです。

②-2 日本のクレカ(Visa/Master/JCB/Diners/Discover、Amexは2025年2月〜)

紐付けに使う、日本発行のクレジットカードを用意します。2026年時点で対応が確認されている主な国際ブランドは、次のとおりです。

・Visa(ビザ)
・Mastercard(マスターカード)
・JCB(ジェーシービー)
・Diners Club(ダイナースクラブ)
・Discover(ディスカバー)
・American Express(アメックス)※2025年2月から対応に追加
・UnionPay(ユニオンペイ/銀聯・Yínlián)

対応ブランドや条件は変わることがあるため、渡航直前に公式アプリの案内も確認しておくと確実です。

②-3 ネット環境

登録やSMS認証(ショートメッセージによる番号確認)には、インターネット接続が欠かせません。上海に着いてからだと、通信手段がないとそもそもアプリの認証が進められない、という「詰み」に陥りがちです。

このため、登録作業は日本にいるうちに、安定した通信環境で済ませておくのがおすすめ です。現地用の通信を確保したい方は、eSIM(イーシム)やレンタルWi-Fiを渡航前に手配しておくと安心です。

登録前に用意する3つのもの 登録前に用意する3つのもの ① パスポート 実名認証・顔認証で 必ず必要 ② 日本のクレカ Visa/Master/JCB など(銀行口座は不要) ③ ネット環境 eSIM / レンタルWi-Fi SMS認証に必須

▲Alipay・WeChat Pay登録前に用意する3つのもの(上海パンダ作成)

・用意するのは「パスポート」「日本のクレカ」「ネット環境」の3つ
・対応ブランドはVisa・Mastercard・JCB・Diners・Discover、Amexは2025年2月〜、銀聯もOK
・登録は日本にいるうちに、通信が安定した状態で済ませておくのが安心

※現地の通信手段をどうするか迷っている方は、中国・上海旅行おすすめeSIM・SIM比較3選と、中国WiFiレンタル比較3選(上海で使えるポケットWiFi)で、自分の渡航スタイルに合う方法を選んでおきましょう。


③ 【手順編】Alipay(支付宝)の登録・カード紐付け方法

ここからは実際の登録手順です。まずはAlipay(アリペイ/支付宝・Zhīfùbǎo)から。外国人にとっては、比較的わかりやすい流れになっています。

③-1 アプリDL〜電話番号でアカウント作成

最初のステップは、アプリのダウンロードとアカウント作成です。おおまかな流れは次のとおりです。

📲 AlipayアプリアイコンAlipay(支付宝)をダウンロード

Alipayダウンロード用QRコード

スマホのカメラでQRを読み取るか、下のボタンからどうぞ(渡航前に日本で入れておくのがおすすめ)。

App Storeからダウンロード

Google Playで手に入れよう

※App Store/Google Play および各アプリ名・ロゴは各社の商標です。

① App Store または Google Play で「Alipay」を検索してアプリをインストールします。
② アプリを開き、電話番号を入力してアカウントを新規作成します(日本の携帯番号でも登録できるケースが多いです)。
③ SMS(ショートメッセージ)で届く認証コードを入力して、番号を確認します。

まずはここまでで、アプリを使う土台ができあがります。

③-2 パスポート+顔認証

アカウントができたら、本人確認(実名認証)に進みます。外国人の場合は、パスポート情報の入力と顔認証をあわせて求められることが一般的です。

案内にしたがってパスポートの氏名・番号などを入力し、スマホのカメラで顔を撮影して認証します。ここで入力を間違えると認証が通りにくくなるので、パスポートの実物を見ながら、あわてず進めてください。

③-3 日本のクレカ直接紐付け(2023年7月〜中国口座不要)

いよいよカードの紐付けです。Alipayは2023年7月から、中国の銀行口座がなくても、日本発行の国際カードを直接紐付けられる ようになりました。

アプリ内の「カードを追加」に相当するメニューから、カード番号・有効期限・セキュリティコードなどを入力すると、支払い手段として登録されます。対応ブランドは準備編で紹介したとおりで、Visa・Mastercard・JCBなどが使えます。登録が完了すれば、お店のQRコードを読み取って支払える状態になります。

③-4 TourCard方式との違い

Alipayには、旅行者向けの「TourCard(ツアーカード)」と呼ばれる仕組みもあります。これは、アプリ内に一時的なプリペイド的な残高を用意して支払う方式で、いま紹介した「自分のクレカを直接紐付ける方式」とは少し性格が異なります。

大きな違いは、直接紐付けが「自分のカードからそのつど支払う」のに対し、TourCard方式は「あらかじめ用意した枠から支払う」イメージだという点です。利用の上限や手数料の考え方も方式によって変わることがある ため、この後の章で手数料や上限にふれるときは、「どの方式か」を意識しておくと混乱しません。なお、旅行者向けの申請サービスは移行・変更が続いている領域なので、最新の案内は渡航直前に公式で確認しておくと安心です。

Alipay(支付宝)登録5ステップの流れ Alipay(支付宝)登録 5ステップ 1 アプリDL App Store / Google Play で Alipay を入手 2 番号で登録 電話番号で アカウントを 新規作成 3 SMS認証 届いた認証 コードを入力し 番号を確認 4 本人確認 パスポート 情報入力+ 顔認証 5 紐付け 日本の クレカを 直接登録 ※2023年7月から中国口座なしで日本のクレカを直接紐付けできます

▲Alipay(支付宝)登録5ステップの流れ(2026年時点・上海パンダ作成)

Alipay(支付宝)登録画面のイメージ ※イメージ図です Alipay 電話番号で登録 電話番号 認証コード 次へ 番号を入れて認証 ①電話番号で登録 実名認証 本人確認 パスポート 顔認証 認証する パスポート+顔認証 ②本人確認 カードを追加 カード番号 有効期限 セキュリティコード 追加する 日本のクレカを登録 ③カードを追加 ※画面は操作イメージの自作イラストです。実際のアプリ画面とは異なります。

▲Alipay(支付宝)登録画面のイメージ図です(実際のアプリ画面とは異なります・上海パンダ作成)

・Alipayはアプリ→電話番号でアカウント作成→SMS認証の流れ
・パスポート+顔認証で本人確認(入力ミスに注意)
・2023年7月から中国口座なしで日本のクレカを直接紐付け可能
・旅行者向けTourCard方式は「あらかじめ用意した枠から払う」別方式。上限・手数料の考え方が変わることがある


④ 【手順編】WeChat Pay(微信支付)の登録・カード紐付け方法

続いてWeChat Pay(ウィーチャットペイ/微信支付・Wēixìn zhīfù)です。こちらはメッセージアプリ「WeChat」の中にある決済機能なので、まずWeChat自体のアカウントを用意するところから始めます。

④-1 アカウント作成〜Wallet(钱包)

最初に、メッセージアプリのWeChatをインストールしてアカウントを作成します。おおまかな流れは次のとおりです。

📲 WeChat PayアプリアイコンWeChat Pay(微信支付)をダウンロード

WeChat Payダウンロード用QRコード

スマホのカメラでQRを読み取るか、下のボタンからどうぞ(渡航前に日本で入れておくのがおすすめ)。

App Storeからダウンロード

Google Playで手に入れよう

※App Store/Google Play および各アプリ名・ロゴは各社の商標です。

① App Store または Google Play で「WeChat」を検索してインストールします。
② 電話番号でアカウントを作成し、SMS認証を済ませます。
③ アプリ内の「Wallet(ウォレット/钱包・Qiánbāo)」に相当するメニューを開きます。ここが決済機能の入口です。

Walletの中に、カードの追加や残高、支払い用QRコードといった機能がまとまっています。

④-2 パスポート+顔認証

WeChat Payでも、外国人が決済機能を使うにはパスポートによる本人確認(実名認証)が必要です。案内にしたがってパスポート情報を入力し、顔認証を行います。

WeChatはメッセージアプリなので、決済を使わなければ本人確認なしでも一応使えますが、支払いに使うなら実名認証は避けて通れません。ここもパスポートの実物を見ながら、正確に入力しましょう。

④-3 国際カード紐付け

本人確認が済んだら、Wallet内の「カードを追加」に相当するメニューから、日本発行の国際カードを登録します。入力する内容はAlipayと同様で、カード番号・有効期限・セキュリティコードなどです。

対応ブランドは準備編で紹介したVisa・Mastercard・JCBなどが中心です。登録が完了すれば、お店のQRコードを読み取って、あるいは自分の支払いQRを見せて、支払える状態になります。

④-4 【2026特典】初回紐付け手数料無料枠(詳細は手数料の章で)

WeChat Payには、初めてカードを紐付けたユーザー向けに、一定期間・一定額まで手数料が無料になる枠 が用意されています(2026年時点)。うまく使えば、紐付け直後の支払いをおトクに始められます。

具体的な条件(無料になる期間・1日あたりの上限・1回あたりの上限など)は、手数料をまとめて解説する章でくわしく取り上げます。ここでは「初回紐付けには無料枠がある」とだけ覚えておいてください。

WeChat Pay(微信支付)登録フロー WeChat Pay(微信支付)登録フロー 1 アプリ導入 メッセージアプリ WeChat を インストール 2 番号で登録 電話番号で アカウント作成 +SMS認証 3 Wallet Wallet(钱包・ Qiánbāo)を 開く=決済入口 4 本人確認 パスポート 情報入力+ 顔認証 5 紐付け 国際カード (日本発行) を登録 ※支払いに使うにはパスポート+顔認証の実名認証が必要です(2026年時点)

▲WeChat Pay(微信支付)登録フロー(2026年時点・上海パンダ作成)

WeChat Pay(微信支付)登録画面のイメージ ※イメージ図です WeChat メニュー マイQRコード Wallet(钱包) 設定 👉 決済機能の入口 ①Walletを開く 実名認証 本人確認 パスポート 顔認証 認証する 実名認証が必要 ②本人確認 カードを追加 カード番号 有効期限 セキュリティコード 追加する 日本発行の国際カード ③国際カードを追加 ※画面は操作イメージの自作イラストです。実際のアプリ画面とは異なります。

▲WeChat Pay(微信支付)登録画面のイメージ図です(実際のアプリ画面とは異なります・上海パンダ作成)

・WeChat PayはメッセージアプリWeChatの中の決済機能(Wallet/钱包)
・支払いに使うにはパスポート+顔認証の実名認証が必須
・国際カードの登録内容はAlipayとほぼ同じ
・2026年時点、初回紐付けユーザー向けの手数料無料枠あり(条件は手数料の章で解説)


⑤ 海外カード紐付けとチャージ方法・使える金額の上限

ここでは、紐付けたカードで「どう支払うか(直払いか、チャージか)」と、「いくらまで使えるのか(上限)」を整理します。上限や条件は方式によって変わるため、実際の利用前には公式の案内もあわせて確認してください。

⑤-1 対応国際カード一覧(2026時点)

2026年時点で、AlipayやWeChat Payに紐付けできる主な国際ブランドは次のとおりです(準備編の再確認です)。

・Visa(ビザ)
・Mastercard(マスターカード)
・JCB(ジェーシービー)
・Diners Club(ダイナースクラブ)
・Discover(ディスカバー)
・American Express(アメックス)※2025年2月から対応に追加
・UnionPay(ユニオンペイ/銀聯・Yínlián)

複数枚のカードを登録できる場合もあるので、メインとサブを用意しておくと、片方が弾かれたときの保険になります。

⑤-2 カード直払い vs 残高チャージ

支払い方には、大きく分けて2つの考え方があります。

・カード直払い:買い物のたびに、紐付けたクレジットカードから直接支払う方法。残高を気にせず使えるのが手軽です。
・残高チャージ:アプリ内の残高(お財布)にお金を入れておき、そこから支払う方法。ただし外国人の場合、チャージの手段には制限があります(次の項目で解説)。

外国人が日本のカードを直接紐付けて使う場合は、基本は「カード直払い」がメイン になると考えておくとわかりやすいです。

⑤-3 現金・中国国内銀行チャージの外国人制限

アプリの残高に現金でチャージしたり、中国国内の銀行口座から入金したりする方法は、中国の銀行口座を持っていることが前提になりがちです。中国口座を持たない外国人には、このチャージ手段はハードルが高いのが実情です。

そのため、「残高に現金を入れて使う」よりも、前述の「日本のクレカを直接紐付けて、そのつど支払う」方式のほうが、外国人には現実的です。ここは日本のキャッシュレスと感覚が少し違うところなので、覚えておくと戸惑いません。

⑤-4 利用上限(1回約5,000元・年約50,000元 ※方式で異なる・要確認)

外国人が国際カードで支払う場合、利用できる金額には上限の目安があります。一般に、1回あたり約5,000元、1年あたり約50,000元 といった上限が語られます(人民元。日本円だと1元=約20〜21円の目安で、1回あたりおよそ10万円前後、年間およそ100万円前後のイメージです。為替により変動します)。

ただし、この上限は 利用する方式(カード直払いか、TourCard方式かなど)によって異なることがあり、制度の見直しも続いています。 「2026年時点のおおよその目安」として捉え、高額の支払いを予定している場合は、渡航直前に公式アプリの案内で最新の条件を確認してください。

支払い3方式の比較(外国人の使いやすさ) 支払い3方式の比較(外国人の使いやすさ) カード直払い 外国人の使いやすさ ◎ 一番おすすめ ・紐付けたクレカから  そのつど支払い ・残高を気にせず手軽 ・外国人の基本はコレ ・海外事務手数料は別途 残高チャージ 外国人の使いやすさ △ 制限が大きい ・アプリ残高に入金して  そこから支払い ・現金/中国国内銀行の  チャージは中国口座前提 ・中国口座なしだと  ハードル高め TourCard方式 外国人の使いやすさ ○ 旅行者向け ・旅行者向けの一時的な  プリペイド的な枠 ・用意した枠から支払い ・上限/手数料の考え方が  直払いと変わることも ・仕様は変更が続く領域

▲支払い3方式の比較|外国人の使いやすさ(2026年時点・上海パンダ作成)

⚠️ 利用上限(1回約5,000元/年約50,000元)はあくまで2026年時点の目安です。使う方式によって数値が変わることがあり、制度の見直しも続いています。金額が大きい支払いの前には、必ず公式アプリの案内で最新の上限・条件を確認してください。

・対応国際ブランドはVisa・Mastercard・JCB・Diners・Discover・Amex・銀聯(2026年時点)
・外国人は「カード直払い」がメイン。残高チャージ(現金・中国国内銀行)は制限が大きい
・利用上限の目安は1回約5,000元・年約50,000元。ただし方式で異なり、要・公式確認

※日本から中国への送金や、逆に中国から日本への送金を考えている方は、上海からの海外送金おすすめ3選(手数料・WeChat Pay対応を比較)もあわせてどうぞ。

Alipayや WeChat Pay にカードを紐付けるなら、年会費が永久無料のクレジットカードを1枚持っておくと安心 です。海外での事務手数料の管理もシンプルになりますし、紐付け用のサブカードとしても使い勝手が良いですよ。上海旅行向けのクレカ選びは、上海旅行クレジットカード3選の比較記事ともあわせて検討してみてください。


⑥ 手数料はいくら?200元以下無料キャンペーンの条件【2026】

「クレカを紐付けたら、手数料はどれくらいかかるの?」というのは、いちばん気になるところですよね。ここは情報源によって説明に幅があるので、わかっている範囲を正直に お伝えします。

⑥-1 200元以下無料/200元超は諸説あり(両論併記)

まず、1回あたり200元以下の少額決済については、サービス手数料(3%程度とされるもの)が無料 になる、という案内があります(北京市政府の公表情報などが根拠として挙げられています)。日々のちょっとした買い物なら、この無料枠に収まることも多いでしょう。

一方で、200元を超える決済の手数料については、情報源によって説明が分かれています。「サービス手数料として3%程度」という説明もあれば、「サービス手数料に加えて、クレジットカード側の海外事務手数料も乗るため、合計でおよそ4.6〜5.2%程度になる」という説明もあります。どちらが常に正しいと断言はできないため、「サービス手数料+クレカの海外事務手数料が別々にかかることがある」と理解しておくのが安全 です。

⑥-2 WeChat Pay初回紐付け60日間無料枠(1日1,000元以下・最大30元/回)

WeChat Payには、初回紐付けユーザー向けの手数料無料枠があります。案内されている条件は、初めてカードを紐付けてから60日間、1日あたり1,000元以下の決済について、3%のサービス手数料が無料(1回あたり最大30元まで)というものです(2026年時点)。

渡航のタイミングと紐付けのタイミングをうまく合わせれば、滞在中の支払いをこの無料枠でカバーできる場面もあります。条件は変わることがあるので、紐付け時にアプリ内の案内も確認してみてください。

⑥-3 クレカ海外事務手数料1.6〜2.2%も別途(正直注記)

見落としがちなのが、アプリの手数料とは別に、クレジットカード会社の「海外事務手数料」がかかる 点です。この手数料はカード会社やブランドによって異なりますが、目安としておよそ1.6〜2.2%程度が上乗せされることが多いです。

つまり、実際の負担は「アプリ側のサービス手数料」+「カード側の海外事務手数料」の合計になる、というイメージです。ここを知らないと「思ったより引かれてる…」と感じることがあるので、正直にお伝えしておきます。海外事務手数料が低めのカードを選ぶと、この負担を抑えやすくなります。

区分 手数料の目安(2026年時点)
200元以下の決済 サービス手数料=無料(少額決済の無料枠)
200元超の決済 サービス手数料=約3%(諸説あり)+場合によりクレカ海外事務手数料が別途
WeChat Pay 初回紐付け 60日間・1日1,000元以下・最大30元/回まで3%サービス手数料が無料
クレカ海外事務手数料 約1.6〜2.2%(カード会社により異なる・上記とは別途)
※数値は2026年時点の目安です。方式・カード会社・情報源により異なるため、渡航直前に公式アプリ・公式サイトで最新の条件を確認してください。

▲Alipay・WeChat Pay 手数料早見表(2026年時点の目安・上海パンダ作成)

・200元以下の決済はサービス手数料が無料(少額なら負担ゼロになりやすい)
・200元超は諸説あり。サービス手数料+クレカ海外事務手数料が別々にかかることがある
・WeChat Payは初回紐付けから60日間・1日1,000元以下・最大30元/回まで3%無料(2026年時点)
・アプリの手数料とは別にカードの海外事務手数料(約1.6〜2.2%)も乗る点に注意


⑦ 実際の使い方|上海での支払いシーン別ガイド

登録が終わったら、あとは実際に使うだけです。上海での「よくある支払いシーン」ごとに、使い方のコツをまとめます。慣れてしまえば、財布を出すよりずっとスムーズです。

⑦-1 店舗スキャン払い(自分のQRを見せる/相手QRを読む)

お店での支払いには、大きく2つのパターンがあります。

・自分のQRを見せる:アプリで自分の「支払い用QRコード」を表示し、店員さんに読み取ってもらう方法。コンビニやスーパーのレジでよく使います。
・相手のQRを読む:お店に貼ってある「受け取り用QRコード」を、自分のアプリのカメラで読み取り、金額を入力して支払う方法。屋台や小さなお店でよく使います。

どちらの方式になるかはお店しだいですが、両方のやり方を知っておけば、まず困りません。

⑦-2 タクシー・地下鉄・シェア自転車

移動系でもスマホ決済が大活躍します。タクシーは配車アプリ経由なら乗車後に自動で決済されることが多く、地下鉄はアプリ内の乗車用QRコードで改札を通れます。シェア自転車も、アプリでQRを読み取ってロックを解除し、利用後に自動精算されます。

小銭の用意やチャージ式の交通カードを買う手間が省けるので、短期の旅行でもとても便利です。

スマホ決済が生活の中心になる上海では、スマホの電池切れ=財布を失うのと同じ。外出時はモバイルバッテリーを携帯しておくと安心です🐼

Ankerモバイルバッテリー 10000mAh(出典:Amazon商品ページ)
※画像出典:Anker モバイルバッテリー 10000mAh Amazon商品ページより引用(2026年5月時点)

⑦-3 大衆点評(ダージョンディエンピン/Dàzhòng diǎnpíng)・饿了么(ウーラマ/È le me)等アプリ内決済

上海生活では、グルメ・口コミアプリの 大衆点評(ダージョンディエンピン/Dàzhòng diǎnpíng) や、フードデリバリーの 饿了么(ウーラマ/È le me) といったアプリ内でも、AlipayやWeChat Payでそのまま支払えます。

お店を探して、注文して、支払いまでアプリの中で完結するのが上海流です。決済アプリを入れておくと、こうした生活アプリの利便性も一気に広がります。

上海パンダ
上海パンダ

最初は「QRを見せるの?読むの?」と迷いますが、2〜3回やればすぐ慣れます。慣れるとレジで財布を探すのがかえって面倒に感じるくらい、スムーズですよ🐼

・店舗払いは「自分のQRを見せる」「相手のQRを読む」の2パターン
・タクシー・地下鉄・シェア自転車もアプリで完結
・大衆点評・饿了么などの生活アプリ内でもそのまま支払える

※決済以外の「上海で入れておきたい必須アプリ」については、上海生活の必須アプリTop5でまとめています。この記事は決済アプリの紐付けに絞っているので、アプリ全体の使い分けはそちらをどうぞ。


⑧ 【要注意】外国人がハマりやすいトラブルと対処法

最後に、外国人が実際につまずきやすいポイントと、その対処法をまとめておきます。先に知っておくだけで、いざというときの安心感がまるで違います。

⑧-1 顔認証・本人確認が通らない

登録でいちばん多いつまずきが、パスポートの本人確認や顔認証が通らないケースです。原因としては、パスポート番号や氏名の入力ミス、写真がうまく認識されない、通信が不安定、といったものが多いです。

対処としては、パスポートの実物を見ながら入力内容を再確認する、明るい場所でカメラを顔の正面に構えて撮り直す、通信環境を安定させてやり直す、といった基本を丁寧にこなすことです。あわてず落ち着いて、が意外と近道です。

⑧-2 カードが弾かれる(対応ブランド・与信・海外利用ロック)

「対応ブランドのはずなのにカードが登録・決済できない」というトラブルもあります。考えられる原因は、次のようなものです。

・そのカードのブランドや発行会社が、実は対応外だった
・カードの与信(利用可能枠)が足りていない
・不正利用防止のため、カード会社側で「海外利用ロック」がかかっている

特に多いのが、最後の海外利用ロックです。海外での利用を事前にカード会社へ連絡・設定しておく、あるいは複数ブランドのカードを用意しておくと、弾かれても別の手段で切り抜けられます。

⑧-3 登録は日本にいるうちに済ませるべき理由(制度は変わりやすい)

くり返しになりますが、登録と本人確認は、日本にいるうちに、安定した通信環境で済ませておくのが安心 です。上海に着いてから通信手段がない状態だと、そもそもアプリの認証が進められず、動けなくなってしまうことがあります。

また、外国人向けの決済ルールや対応ブランド、上限・手数料は、比較的よく見直される領域です。この記事の内容も2026年時点のものなので、渡航直前には、公式アプリや公式サイトの最新案内を必ず確認 してから出発してください。

⚠️ 外国人向けの決済ルール・対応ブランド・上限・手数料は変更が続いている領域です。本記事は2026年時点の情報にもとづいています。渡航直前に、Alipay・WeChat Pay の公式アプリや公式サイトで最新の案内を必ず確認してください。

・顔認証・本人確認が通らないときは、入力・撮影・通信の基本を丁寧に見直す
・カードが弾かれる主因は対応外ブランド・与信不足・海外利用ロック。複数枚用意が保険に
・登録は日本にいるうちに。制度は変わりやすいので渡航直前に公式で最新確認を

※「上海に着いてから通信がなくて詰んだ」を避けるには、渡航前の通信手配が肝心です。現地で使えるeSIMの選び方は、中国・上海旅行おすすめeSIM・SIM比較3選で確認しておきましょう。


⑨ よくある質問(FAQ)

Q
中国の銀行口座なしでも使えますか?
A

はい、使えます。2026年時点では、日本で発行したVisa・Mastercard・JCBなどの国際カードを、AlipayやWeChat Payに直接紐付けて使えます。Alipayは2023年7月から中国口座なしでの直接紐付けに対応しました。銀行口座の開設は不要です。

Q
AlipayとWeChat Pay、どちらを先に登録すべきですか?
A

外国人にとっては、決済専用に近く登録の流れがわかりやすいAlipayから始める方が多いです。ただしお店によって対応が片方だけの場合もあるため、最終的には両方登録しておくと、支払いで困る場面がほぼなくなります。

Q
日本にいる間に登録・本人確認まで終わらせられますか?
A

できます。むしろおすすめです。登録・SMS認証・パスポートの本人確認・顔認証・カード紐付けまで、通信が安定した日本国内で済ませておくと安心です。上海に着いてから通信手段がないと認証が進められないことがあるため、渡航前の準備が肝心です。

Q
手数料を安く抑えるにはどうすればいいですか?
A

ポイントは3つです。1回200元以下の少額決済はサービス手数料が無料になりやすいので少額決済を活用すること、WeChat Payの初回紐付け60日間の無料枠(1日1,000元以下・最大30元/回)を使うこと、そして海外事務手数料が低めのクレジットカードを選ぶことです。アプリの手数料とは別にカードの海外事務手数料(約1.6〜2.2%)も乗る点を意識すると、負担を抑えやすくなります。

Q
短期旅行と長期駐在で使い方は違いますか?
A

基本の「日本のクレカを直接紐付けて支払う」流れは同じです。短期旅行なら直接紐付けやTourCard方式で十分カバーできることが多く、長期駐在で利用額が大きくなる場合は、利用上限(1回約5,000元・年約50,000元が目安・方式で異なる)や手数料の積み重ねを意識して、海外手数料の低いカードを選ぶと安心です。金額が大きい支払いの前には公式の最新条件を確認してください。


⑩ まとめ|上海はスマホ1つでキャッシュレスに歩ける

上海の決済は、いまや「日本のカードを紐付けたスマホ1つ」で、屋台からタクシーまで歩けるところまで来ています。最後に、この記事のポイントを整理します。

・2026年時点、中国の銀行口座なしで日本のクレカ(Visa/Master/JCB/Diners/Discover/Amex/銀聯)を直接紐付けできる
・用意するのは「パスポート」「日本のクレカ」「ネット環境」の3つ
・登録はAlipay→WeChat Payの順が入りやすい。可能なら両方入れて支払いの取りこぼしを防ぐ
・200元以下の少額決済はサービス手数料が無料になりやすい。WeChat Payは初回60日間の無料枠あり
・アプリの手数料とは別に、カードの海外事務手数料(約1.6〜2.2%)も乗る
・利用上限・手数料・対応ブランドは変わりやすい領域。登録は日本にいるうちに、渡航直前に公式で最新確認を

上海パンダ
上海パンダ

スマホ決済の準備さえできていれば、上海の街はぐっと歩きやすくなります。渡航前にサクッと紐付けを済ませて、身軽なキャッシュレス上海ライフを楽しんでくださいね🐼✨

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