帰任の内示が出た。うれしいような、寂しいような気持ちのまま、ふと気づくと、出国まで1〜2ヶ月しかない。
会社のこと、部屋のこと、中国の口座に残ったお金、子どもの学校。やることが別々の場所に散らばっていて、何から手をつければいいのか分からない。そんな方に向けて、この記事を書きました。
上海歴20年のあいだに、帰任していく人を20人以上見送ってきました。見ていて分かったのは、やることは4つの束に分けられること、そして本当に詰まるのは上海の手続きではないということです。
この記事では、内示から出国当日までにやることを4つの束に分けて、何を・いつまでにやればいいかを、時系列の表までまとめています。

私自身はまだ帰任していません。だからこそ、見送ってきた人たちが『どこで困っていたか』を、そのまま書いておきたいと思いました🐼
この記事の結論
・内示から出国までは、だいたい1〜2ヶ月
・やることは、会社・住まい・お金・家族と学校の4つの束。相手の締め切りが早い順に動く
・本当に先に動くべきなのは、日本に帰ってからの家と、帰国から出勤までの時間
① 結論|帰任は「内示から出国まで」が勝負。やることは4つの束に分かれる
帰任が決まってから日本へ発つまでの時間は、思っているより短いです。しかも、やることは会社・住まい・お金・家族と、まったく別の場所に散らばっています。まずは全体の形だけ、先につかんでおきましょう。
①-1 内示から出国まで、だいたい1〜2ヶ月しかありません
私が見送ってきた人たちも、内示が出てから実際に出国するまでは、ほとんどがこの期間でした。
それだけあると聞くと、それなりに時間があるように感じるかもしれません。ただ、そのあいだも仕事はたいてい普段どおり続きます。帰る準備に使える時間は、カレンダーで見るよりずっと少なくなります。
①-2 やることは、4つの束に分かれます
図のとおり、4つの束は同時に始まるわけではありません。
順番を決めているのは、自分の都合ではなく相手の都合です。学校には手続きの締め切りがあることが多く、部屋の解約は帰る日がはっきりしないと話が進みません。口座は毎日の支払いに使うので、最後まで閉じられません。
だから「どれから手をつけるか」で悩む必要は、あまりありません。相手の締め切りが早い順に並べれば、自然にこの形になります。
①-3 この記事が見るのは「上海で閉じるところ」までです
この記事は、内示から出国当日までに上海側で片づけることを中心にまとめています。日本に帰ってからの手続きや、部屋を出るときに実際に起きることは、詳しく書いた記事が別にあるので、そちらに任せています。
この記事で扱う範囲
・扱う:内示が出てから、上海を発つ日までに上海側で閉じること
・扱う:上海にいるうちに、日本側で動き出しておくこと
・扱わない:日本に帰ってからの役所の手続きのやり方
・扱わない:部屋を出るときに実際に起きること、日本側の税金の切り替え
赴任したときの流れ(内示から生活の立ち上げまで)を振り返りたい方は、こちらにまとめています。

② 束1 会社まわり|いつ誰に言うかと、会社に先に聞くこと
最初の束は会社です。とはいえ、仕事の引き継ぎの中身は、会社や仕事によってまったく違います。ここで扱うのは、どの会社でも同じように起きる「言うタイミング」と「会社に確かめておくこと」です。
②-1 会社がやることと、自分がやることの線引き
どこまでが会社の担当かは、会社の規定で決まっています。そのうえで、目安として押さえておきたいのは次の2つです。
・会社が手配してくれることが多いもの
日本への引越し、ビザ・居留許可まわり
・自分でやることが多いもの
部屋の中の物の片づけ、口座などお金まわり、家族と学校のこと
内示が出たら、一度会社の規定に目を通しておきましょう。分からないところは、早めに総務に確かめておくと安心です。
②-2 周りに言うのは、内示が出てから
帰任の話は、基本的には会社の内示が出るまで待つのがいいと思います。
正式に決まる前に話が広がると、予定が動いたときに、周りにも自分にも余計な手間が増えます。現地のスタッフ、取引先、子どもの友だちのご家庭。どこへ伝えるにしても、出発点は内示です。
②-3 ただし、相手の時間を奪ってしまうときだけは別
例外もあります。突然伝えることで、相手の準備の時間がなくなり、迷惑をかけてしまう場合です。
そういう相手には、その人との信頼関係と相談しながら、内示より前に伝えておくのもひとつの方法だと思います。
誰に・いつ伝えるかに、決まった正解はありません。「この人には早めに言っておかないと困らせてしまう」と思い当たる相手がいたら、その人だけは別に考えておきましょう。
②-4 ビザ・居留許可は、基本は会社の側の話です
中国のビザや居留許可は、帰任では基本的に会社が扱う部分で、自分から動くことはあまりありません。細かい扱いは勤務先によって違うので、気になる場合は確認しておいてください(2026年9月時点)。
②-5 内示が出たら、会社に先に聞いておきたい2つ
ここは、この記事でいちばん伝えたいことにつながる部分です。内示が出たら、上海のことより先に、次の2つを会社に聞いておいてください。
内示が出たら、会社に聞く2つ
① 日本に帰ってからの住まいに、会社の補助や規定の条件はあるか
② 日本に帰る日から、はじめて出勤する日まで、何日あるか
どちらも日本側の話ですが、動き出せるのは上海にいるあいだです。なぜこの2つなのかは、このあとの「後回しにすると詰むこと」の章で、見送ってきた人たちの話として書きます。
会社まわりのまとめ
・周りに言うのは、会社の内示が出てから
・突然だと相手を困らせてしまう人には、信頼関係と相談して先に
・会社の担当範囲は規定で決まる。まず規定を読み、分からなければ総務へ
・内示が出たら、日本の住まいと出勤日までの日数を会社に聞く
③ 束2 住まい|退去の段取りと、持って帰らない物の出口
2つ目の束は住まいです。ここは、見送ってきた人たちの話と、わが家の経験のどちらも書ける束です。やることは大きく3つ。大家さんにいつ言うか、荷物をどう分けるか、持って帰らない物をどこへ出すかです。
③-1 解約を言うのは「はっきり決まってから」でいい
部屋の解約を大家さん(房东/ファンドン/Fángdōng)にいつ伝えるか。早く言えば言うほど、大家さんは次の入居者を探す時間ができるので、親切なのは間違いありません。
ただ、ここはお互いさまだと思っています。帰る日がはっきりしないうちに伝えて、あとから日程が動けば、かえって大家さんを振り回してしまいます。帰る日がはっきり決まってから伝える、で十分です。
⚠️ 何日前までに伝える決まりになっているかは、契約書に書かれていることがあります。伝える前に一度だけ目を通しておきましょう。
部屋を出るときに実際に何が起きるのか(お金の戻り方や、いちばん手間がかかるところ)は、住まい探しの記事の最後にまとめています。

③-2 退去日と出国日が離れるなら、荷物を先に送ってホテルへ
部屋を出る日と、上海を発つ日が、ぴったり同じになるとは限りません。間が空くときに見送ってきた人たちがやっていたのは、次の形でした。
退去日と出国日が離れるとき
・荷物は全部、先に日本へ送ってしまう
・自分は最低限の荷物だけで、ホテルで過ごす
こうしておくと、部屋を空ける日と、上海を発つ日を別々に決められます。最後の数日を、がらんとした部屋で段ボールに囲まれて過ごさなくて済むのも、地味にありがたいところです。
③-3 持って帰らない物の出口は、5つあります
日本へ送らない物は、出国までにどこかへ出す必要があります。見送ってきた人たちと、わが家が使っていた出口は5つでした。
持って帰らない物の出口5つ
① フリマアプリで売る
中国版のメルカリにあたる闲鱼(シェンユー/Xiányú)を使う
② ママ友のチャットに出品する
日本人の家庭どうしのグループで、ほしい人に譲る
③ 友だちにプレゼントする
④ 回収業者に引き取ってもらう
⑤ 引越し業者に処分してもらう
最後に段ボール数個ぶんが残ったくらいなら、これで片づく
闲鱼(シェンユー)は、公式のウェブ版もあります。上のQRコードから開けます。アイコンはサービスのロゴではなく、この記事のために作ったものです。
どの出口を選ぶかは、物の量と、残っている日数で決まってきます。売る・譲るは相手とのやり取りが要るので時間がかかり、業者に任せる方法は早く片づきます。日数に余裕があるうちは①②③、出国が近づいたら④⑤、という順で考えると迷いにくいです。
③-4 わが家でいちばん売れたのは、ママ友チャットでした
5つのうち、わが家で実際にいちばん役に立ったのは、②のチャットへの出品です。
家族が先に日本へ帰ったとき、使わなくなる物をママ友のチャットに出したところ、売上は数千元(日本円で数万円)になりました。

捨てるしかないと思っていた物が、数万円になって、しかも知り合いの家庭で使ってもらえる。帰る準備のなかで、ちょっとうれしい出来事でした🐼
③-5 伝える相手|大家さん・習い事・ジムの会費
住まいのまわりで、帰任を伝える相手も整理しておきます。
伝える相手と、やること
・大家さん … 伝える(帰る日が決まったら)
・習い事 … 伝える
・ジムなどの会員制サービス … わざわざ伝える必要はありません。ただし会費が残っているなら、帰る日から逆算して使い切りましょう。返金は基本的にありません
ジムの会費は見落としやすいところです。年会費やまとめ払いの回数券が残っていたら、残りの日数で消化できるか、早めに数えておくと損をしません。
住まいのまとめ
・大家さんには、帰る日がはっきり決まってから伝える(何日前までかは契約書を確認)
・退去日と出国日が離れるなら、荷物は先に日本へ送り、自分は最低限の荷物で過ごす
・持って帰らない物は、日数に余裕があれば売る・譲る、近づいたら業者に任せる
・ジムなどの会費は、帰る日から逆算して使い切る
④ 束3 お金|中国の口座と、残った人民元をどうするか
3つ目の束はお金です。ここで扱うのは、中国側に残るお金だけです。日本側の税金の切り替えは、最後に別の記事を案内します。
④-1 基本は、日本円に換えておく
上海で暮らしていると、中国の銀行口座に人民元が残ります。帰るときにこれをどうするか。
私は、基本的には円に戻しておくのがいいと思っています。為替は毎日動きますし、中国に置いたままにしておくと、日本に帰ってからは様子を見に行くことも簡単ではなくなるからです。
人民元を日本の口座へ送るときは、サービスによって手数料や使い勝手がかなり違います。送り方と選び方は、こちらで比べています。

④-2 口座を残す意味があるのは、中国との関わりが続く人
一方で、口座をすぐに閉じないほうがいい人もいます。帰任したあとも、中国との仕事の関係が続く人です。
仕事上の付き合いが続いたり、中国への出張がこれからもあったりするなら、次に来たときに使える口座が残っているのは便利です。帰任=中国と縁が切れる、とは限りません。
④-3 定期預金にしておく、という選び方もあります
もうひとつ、リスクを分かったうえで、人民元のまま定期預金にしておくという選び方もあります。
中国の銀行に人民元で預けると、日本の円預金より利率がいいのが普通です。円安が続けば、あとで円に戻したときに増えていることもあります。
ただし、為替は逆にも動きます。円高に振れれば、利息を上回って目減りすることもあります。
④-4 日本側の税金は、この記事では扱いません
帰任すると、日本での税金の扱いも変わります。ただ、これは中国側で閉じる話ではないので、この記事には書いていません。日本側で何が変わるのかは、こちらにまとめています。

お金のまとめ
・残った人民元は、基本は日本円に換えておく
・帰任後も中国との仕事や出張が続くなら、口座を残す意味がある
・リスクを承知で、人民元のまま預けておく選び方もある(利率は銀行で確認)
・日本側の税金は、別の記事で確認する
⑤ 束4 家族と学校|転校だけは、早めに動く
4つ目の束は、家族と学校です。お子さんがいるご家庭では、4つの束のなかでいちばん学校の予定に合わせる必要がある束になります。
⑤-1 学校は「いつまでに届けを出すか」が決まっています
いま通っている学校をやめるときは、学校に届けを出します。いつまでに出すかは、学校の規定で決まっていることが多いです。
内示が出たら、まず学校に「最後に通う日」と「届けの締め切り」を確かめましょう。学期の途中でやめる場合の扱いや、学費の扱いも、このときに一緒に聞いておくと安心です。
あわせて、在籍していたことや成績が分かる書類をもらえるかも聞いておきます。日本の学校に移るときに求められることがあり、上海を離れてからでは頼みにくくなるからです。
⑤-2 学年の切れ目は、たいてい選べません
日本の学校は4月始まりですが、上海のインターナショナルスクールの多くは、学年の区切りが日本と違います。帰任の時期は会社が決めるので、子どもの学年の切れ目に合わせて帰る日を選べることは、あまりありません。
だからこそ、選べない前提で「どの時期に、どの学年に入ることになるか」を早めに学校と話しておくことが大切です。学校選びそのものの考え方は、こちらで比べています。

⑤-3 家族が先に帰るという形もあります
家族全員が同じ日に帰るとは限りません。学年の切れ目や、日本での学校の始まりに合わせて、家族が先に日本へ帰り、本人があとから帰任するという形をとるご家庭もあります。わが家も、家族が先に帰った時期がありました。
家族が先に帰る場合は、日本での住まいと学校を家族の帰国日までに決めておく必要があります。つまり、この次に書く「日本に帰ってからの家」の話が、さらに前倒しになるということです。
家族と学校のまとめ
・内示が出たら、学校に「最後に通う日」と「届けの締め切り」を確かめる
・在籍や成績が分かる書類は、上海にいるうちにもらっておく
・学年の切れ目は選べない前提で、入る時期と学年を早めに相談する
・家族が先に帰るなら、日本の住まいと学校の期限も前倒しになる
⑥ 20年で20人以上を見送って気づいた「後回しにすると詰むこと」
ここまで、4つの束を順番に見てきました。この章では、そこから一歩引いて、見送ってきた人たちが実際にどこで詰まっていたかを書きます。
⑥-1 詰んでいたのは、上海側ではありませんでした
上海に来て20年。帰任していく人を、20人以上見送ってきました。
見ていて気づいたのは、上海側の手続きで本当に困っている人は、あまりいなかったということです。会社・住まい・お金・家族の4つの束は、やることが多くても、順番に片づけていけば、いつかは終わります。
詰まっていたのは、上海の手続きではなく、日本に帰ったあとの話でした。しかもそれは、上海にいるうちに動き出さないと間に合わないものでした。見送ってきた人たちが詰まっていたのは、大きく2つです。
⑥-2 詰みどころ1|日本に帰ってからの家
1つ目は、日本に帰ってからの家選びです。
会社によっては、帰任後の住まいに規定があり、部屋の選び方に条件がつきます。とくに賃貸で会社の補助が出る場合は、補助の対象になる条件が決まっていることがあります。
この条件を知らないまま家を探し始めると、気に入った部屋が補助の対象外だった、ということにもなりかねません。だから、家を探し始める前に、まず会社に問い合わせる。会社まわりの章で「内示が出たら会社に聞く2つ」の1つ目に挙げたのは、このためです。
日本の家で詰まないために、上海にいるうちにやること
・会社に、帰任後の住まいの規定と補助の条件を問い合わせる
・条件が分かってから、家探しを始める
・家族が先に帰るなら、その日までに決める
⑥-3 詰みどころ2|帰国から出勤までの休みが、思ったより短い
2つ目は、日本に帰ってから、はじめて出勤するまでの休みの短さです。
帰国してすぐに、住民票をはじめとした各種の登録が待っています。ところが、帰国から出勤までの休みが短いと、その登録をする時間が足りずに詰んでしまうことがあります。出勤が始まってしまうと、平日に時間をとって動くのは、ぐっと難しくなります。
これも、上海にいるうちにできることがあります。
帰国後の時間で詰まないために、上海にいるうちにやること
・会社に、帰国日から初出勤日まで何日あるかを聞いておく
・日本に帰ってからやる登録を、上海にいるうちに書き出しておく
・休みが短いと分かったら、どれを休みのうちに済ませるか、順番を決めておく
帰国してからの手続きのやり方そのものは、この記事では扱っていません。ここで伝えたいのは、「何日あるか」を先に知っておくだけで、帰ってからの慌て方が大きく変わるということです。
⑥-4 送ったあと、また帰ってくる人もいます
20年もいると、少し不思議なことも起きます。
見送った人が、何年かしてまた上海に赴任してくる。そしてまた見送って、再々赴任で戻ってくる。そんな人もいました(笑)。
帰任は、中国との縁が切れる日とは限りません。お金の章で「中国との関わりが続くなら、口座を残す意味がある」と書いたのは、こういう人たちを見てきたからでもあります。
⑥-5 私はまだ帰っていません
最後に、正直に書いておきます。私自身は、まだ帰任を経験していません。
この記事に書いたのは、20年のあいだに見送ってきた人たちの話と、家族が先に帰ったときのわが家の経験です。自分が帰るとなったら、いちばん先にやるのは、日本に帰ってからの手続きを「何を・いつまでに」やるか洗い出すことだと思っています。見送ってきた人たちが詰まっていたのが、まさにそこだったからです。
自分が帰ったときには、この記事に当事者としての話を書き足すつもりです。
赴任したときの全体の流れは、こちらにまとめています。帰るときの準備と見比べると、同じ短い期間でも、やることの向きが逆になっているのが分かると思います。
👉 上海駐在 完全ガイド|赴任準備〜生活立ち上げの6ステップ【2026】

上海の手続きは、順番どおりにやれば終わります。本当に先に動くべきなのは、日本に帰ってからのほう。たくさんの人を見送ってきて、いちばん伝えたいのはそこでした🐼
後回しにすると詰むことのまとめ
・詰まっていたのは上海の手続きではなく、日本に帰ったあとの話だった
・日本の家は、会社の規定と補助の条件を聞いてから探す
・帰国から出勤までの日数を先に聞き、帰ってからの登録の順番を決めておく
・帰任は、中国との縁が切れる日とは限らない
⑦ 内示からの時系列チェックリスト
ここまでの話を、時期ごとの表にまとめました。「上海でやること」と「日本側で動き出すこと」を並べているのがこの表のポイントです。右の列を、上海にいるうちに進めておいてください。
⑦-1 内示から出国までの流れ
| 時期(目安) | 上海でやること | 日本側で動き出すこと |
|---|---|---|
| 内示が出たらすぐ | □ 会社の規定を読み、会社と自分の担当を確かめる □ 学校に「最後に通う日」と「届けの締め切り」を聞く □ 周りに伝えるのは内示のあと(困らせてしまう相手だけ別に考える) |
□ 帰任後の住まいの規定と、補助の条件を会社に確認する □ 帰国日から初出勤日まで何日あるかを会社に確認する |
| 帰る日が決まったら | □ 大家さんに伝える(何日前までかは契約書を確認) □ 習い事に伝える □ 持って帰らない物を、売る・譲るで出し始める |
□ 補助の条件に合う日本の家を探し始める □ 日本に帰ってからやる登録を書き出す |
| 出国の2〜3週間前 | □ 学校から在籍や成績が分かる書類をもらう □ ジムなどの会費を、帰る日から逆算して使い切る □ 人民元をどうするか決める(円に換える/口座を残す/定期預金) |
□ 家族が先に帰るなら、日本の家と学校をその日までに決める |
| 出国の1週間前〜当日 | □ 残った物は回収業者・引越し業者に任せる □ 荷物を日本へ送る(退去日と出国日が離れるなら、自分はホテルへ) □ 日本円に換える分を換える・送る |
□ 休みのうちに済ませる登録の順番を、最終確認する |
⚠️ 時期は目安です。内示から出国までが短い場合は、上の段から順に前倒ししてください。
⑦-2 この記事の持ち帰り
この記事の持ち帰り
・上海の手続きは、4つの束を相手の締め切り順に片づければ終わる
・詰まるのは日本側。内示が出たら、住まいの条件と出勤までの日数を会社に確かめる
・持って帰らない物は、日数があるうちは売る・譲る、近づいたら業者に任せる
・中国との関わりが続くかどうかで、口座を残すかを決める
⑧ よくある質問(FAQ)
- Q内示から出国までが短いほうに当たったら、何から手をつければいいですか?
- A
期限が早いものからです。まず会社に「日本の住まいの条件」と「帰国から出勤までの日数」を聞き、お子さんがいれば学校の届けの締め切りを確かめます。持って帰らない物は、時間が足りなければ回収業者や引越し業者に任せる方法を使えば、間に合わせやすくなります。
- Q会社が引越しを手配してくれる場合でも、自分でやることは残りますか?
- A
残ります。会社が手配してくれるのは、日本へ送る荷物まわりが中心です。持って帰らない物の片づけ、大家さんや習い事への連絡、口座や残った人民元、学校の届けは、自分で動くことが多い部分です。どこまでが会社の担当かは規定で決まっているので、最初に目を通しておきましょう。
- Q中国の銀行口座は、閉じたほうがいいですか?
- A
帰任したあとも、中国との仕事の付き合いや出張が続くなら、残しておく意味があります。関わりがなくなるなら、基本は人民元を円に戻して整理するのがいいと思います。口座を閉じる手続きは銀行によって違うので、上海にいるうちに窓口で確認しておくと安心です。
- Q売る・譲るは、出国のどのくらい前から始めるといいですか?
- A
相手とのやり取りが要るので、帰る日が決まったら早めに始めるのがおすすめです。ただ、家具や家電は最後まで使う物も多いので、出品は早めにして、渡す日は「使い終わってから」と相手と決めておくと両立しやすくなります。
- Q帰国後の住民票や税金の手続きは、なぜこの記事に書いていないのですか?
- A
この記事は、上海で閉じることをテーマにしているからです。日本側の税金で何が変わるのかは、駐在員の税金|非居住者になると日本で変わる5つのこと【2026・上海歴20年】にまとめています。帰ってからの登録については、まず帰国から出勤までの日数を確かめておくことが、いちばんの備えになります。

