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オンライン会議の途中でVPNがぷつっと切れる。慌てて接続し直す。また切れる——上海で働いていると、けっこうな頻度で起きますよね。
私も上海歴20年、ずっと「なんか切れるなあ」で済ませてきました。でも、いい加減はっきりさせたくて、自宅の回線を9日間ずっと記録してみたんです。30秒に1回、外に出られるかを確かめ続けて、集まった記録は13,855回分でした。
結論から言うと、私のVPNは思っていたほど切れていませんでした。本当に通信できていなかったのは1.02%。しかもその94%は30秒で自然に戻っていた。
そこにたどり着くまでに、私は2回、自分の行動を「回線のせい」だと読み違えています。夕方の切断は通勤中で圏外だっただけ。朝の切断は出勤前にパソコンを閉じていただけ。この2つを外して、ようやく本当の数字が出てきました。
この記事では、その回り道も含めて「切れたときに何を、どの順番で見ればいいか」をまとめます。記録も集計もClaude Codeに任せたので、同じことを試したい方向けにプロンプトも置いておきます。

先に言っておくと、この記事はVPNをけなす話でも、ほめる話でもありません。「思ったより切れてなかった」という、ちょっと拍子抜けする結果の話です🐼
📌 なお、この記事は「つながらない・すぐ切れる」症状の話です。「つながってはいるけど遅い」場合は原因も対処も別なので、そちらは有線とWi-Fiの使い方を速度の面から実測した記事をどうぞ。
→ 上海VPNが不安定な原因は”有線とWi-Fi同時使用”だった【実測3条件】
① 結論:VPNは、思っていたほど切れていなかった
先に結論から書きます。9日間ずっと記録して数え直したら、私のVPNは、自分が思っていたほど切れていませんでした。
「またVPNが落ちた」と何度も舌打ちしていたのに、実際に落ちていたのは全体のごくわずか。しかもその大半は、気づく前に自分で戻っていました。
🐼 9日間・13,855回の記録でわかったこと
・自宅で本当に通信できていなかったのは 1.02%
・そのうち 94%は30秒で自然に戻っていた
・いちばん長かった切断でも 約1分
・残りの「切れた」は、外出中とパソコンの開閉だった
拍子抜けする結論ですが、これが数字です。順番に見ていきます。
①-1 自宅で本当に切れていたのは、1.02%だった
まず、記録から外出中(どのWi-Fiにもつながっていない時間)と、出勤前にパソコンを閉じている時間帯を外しました。理由は後の章で詳しく書きますが、どちらも「回線が切れた」のではなく「自分が通信できない状態にしていた」だけだからです。
そうやって残った自宅にいて、パソコンを開いていた8,525回のうち、通信できなかったのは87回。割合にして1.02%でした。
100回に1回。体感としては「しょっちゅう切れる」だったのに、実際はこの程度だったわけです。
①-2 しかも94%は30秒で戻っていた
もうひとつ、実用上たぶんいちばん大事な数字です。
その87回を、途切れずに続いた区間でまとめ直すと82回の切断になります。そのうち77回(94%)は記録1回ぶん、つまり30秒前後で自然に戻っていました。いちばん長かったものでも約1分です。
つまり、「切れた!」と思ってVPNを切って入れ直している間に、放っておいても戻っていたということですね。私はこれをずっと自分の手柄だと思っていました。
とはいえ、症状によって見るところは変わります。自分がどれに当てはまるか、先に確認しておくとムダ足を踏まずに済みます。
| あなたの症状 | まず疑うこと | この記事での扱い |
|---|---|---|
| 数十秒で戻る・気づくと直っている | 正常の範囲かもしれません(94%は30秒で復帰) | この記事の中心テーマです |
| 何分も、何時間も戻らない | 圏外・パソコンの開閉・回線そのもの | この記事の中心テーマです |
| つながってはいるが、とにかく遅い | パソコン側の回線の組み合わせ | 別記事で実測しています(冒頭のリンク先) |
🐼 この章のまとめ
・自宅で本当に切れていたのは1.02%(8,525回中87回)
・切断82回のうち77回=94%は30秒で自然復帰、最長でも約1分
・「しょっちゅう切れる」の体感と、記録はかなり違った
・「遅い」症状は原因が別。実測記事のほうへ
② 9日間13,855回を測って、2回も自分に騙された
なぜ「1%」にたどり着くまでに回り道をしたのか。ここが今回いちばんお伝えしたいところです。
やったことは単純で、パソコンに30秒に1回、外に出られるかどうかを記録させるだけ。9日間放っておいたら13,855回分たまりました。問題はそのあと、この数字を読むほうでした。私は2回続けて、自分の行動を「回線のせい」だと読み違えました。
②-1 1回目の勘違い:夕方の山は、通勤中で圏外だった
最初は、記録を時間帯ごとに集計しました。すると、きれいに山が2つできたんです。朝と、夕方。
「日本とのやりとりが集中する時間に混むのか」——それらしい説明もつきます。私はこの時点で、記事の骨組みまで作りました。
でも、種明かしをすると夕方の山は回線と関係ありませんでした。私はこのパソコンを持ち歩いています。夕方は会社を出て帰宅する時間。そのあいだ、当然どのWi-Fiにもつながっていません。記録するしくみのほうは、その「移動中」も律儀に30秒ごとに数え続けていたわけです。
そこで、つないでいたネットワークで分けてみました。
| つないでいた場所 | 記録の数 | 通信できなかった割合 |
|---|---|---|
| 自宅のWi-Fi | 10,511回 | 2.55% |
| 会社のWi-Fi | 3,115回 | 1.16% |
| どこにもつないでいない(移動中) | 226回 | 96.5% |
移動中の226回のうち218回が「通信できない」。トラブルでも何でもなく、ただの圏外です。これを外したら、夕方の山はきれいに消えました。
②-2 2回目の勘違い:朝の山は、出勤前にパソコンを閉じていた
ところが、朝の山はまだ残っていました。
自宅のWi-Fiにつないだままの記録なのに、朝だけ通信できない回数が多い。「移動では説明がつかない、これは本物だ」——私はまたそう考えて、今度は「朝は避けましょう」という記事を書きかけました。
これも違いました。朝のその時間、私は出勤の支度をしながらパソコンを閉じたり開いたりしていたんです。ふたを閉じればネットワークは切れますし、開いた直後は復帰するまで少し間があります。記録の上では、それが「その時間帯は切れやすい」という顔をして並んでいました。

2回目に気づいたときは、さすがに笑ってしまいました。自動で9日間も測ったのに、写っていたのは回線じゃなくて自分の生活リズムだったという🐼
②-3 2つを外したら、残ったのはごくわずかだった
そこで、外出中と出勤前の時間帯の両方を外して、もう一度数えました。
残ったのは自宅にいてパソコンを開いていた8,525回。そのうち通信できなかったのは87回=1.02%です。時間帯ごとに見ても、いちばん高いところで4.5%、あとは0〜3%前後。もう「山」と呼べる差はありませんでした。
言い訳をすると、記録のしかたが雑だったわけではありません。時刻も、つないでいたネットワークも、実際につながるかどうかも、全部残していました。それでも集計を「時間帯」だけで切った瞬間に、自分の行動が回線の性質にすり替わったんです。
🐼 この章のまとめ
・30秒に1回の記録を9日間で13,855回ぶん集めた
・1回目の勘違い=夕方の山は通勤中の圏外(移動中226回中218回が通信不可)
・2回目の勘違い=朝の山は出勤前にパソコンを閉じていた
・両方を外したら、残ったのは8,525回中87回=1.02%
・自動で測っても、そのまま読むと自分の行動が回線のせいに見える
③ よく言われる原因は、うちのログでは確かめられなかった
ここまでで「本当に切れていたのは1%」まで絞れました。ではその1%は何が原因だったのか。
正直に書きます。今回のログでは、そこまでは分かりませんでした。よく言われている原因を2つ検証しようとして、どちらも「確かめられない」で終わっています。なぜ確かめられなかったのかも含めて残しておきます。
③-1 有線とWi-Fiの同時使用は、記録が32分しかなかった
「有線LANとWi-Fiを両方つないでいると不安定になる」——これはよく言われますし、私自身、速度の面では実際に測って確かめたことがあります。
そこで今回のログでも調べてみたのですが、そもそも有線をつないでいた記録が、9日間で56回分しかありませんでした。日付は2026年7月22日の1日だけ、時刻は05:11から05:43までの32分間。それ以外の日は、ずっとWi-Fiだけで使っていたわけです。
しかもこの32分は、ちょうど出勤前にパソコンを開け閉めしていた時間帯と重なっています。ここで通信が止まっていたとして、それが同時接続のせいなのか、ふたを閉じたからなのか、このログでは区別がつきません。
③-2 「トンネルの残骸が溜まる」説は、差の向きが集計で変わった
VPNをつなぐと、パソコンの中にutun(ユーティーユーエヌ)という名前の”通り道”が作られます。つないだり切ったりを繰り返すとこれが残ることがあって、「溜まると不安定になる」という説を目にしたことがありました。
記録には通り道の本数も残していたので、こちらも比べてみました。結果はこうです。
・自宅の記録すべてで比べると:切断時 7.05本 / 正常時 7.18本(=切断時のほうが少ない)
・出勤前の時間帯を外して比べると:切断時 7.75本 / 正常時 7.25本(=切断時のほうが多い)
集計の切り方を変えると、差の向きがひっくり返りました。どちらも差は0.1〜0.5本程度です。
つまり、「溜まると切れる」を支持する結果も、否定する結果も、うちのログからは出てこなかったということですね。「否定できた」と書きたい気持ちもありましたが、それは言い過ぎになります。
③-3 残った宿題:20時台だけ、少し高い
最後に、説明できていないものも書いておきます。
切り分けを終えたあとの時間帯別で、20時台だけ4.5%と、ほかの時間(0〜3%前後)よりやや高く出ています。
帰宅してパソコンを開け閉めしている時間とも重なるので、これもまた自分の行動かもしれません。ただ今回は確かめる材料がなく、原因は特定できませんでした。次に測るときの宿題にします。
🐼 この章のまとめ
・同時接続:記録が9日間で32分しかなく、しかもPC開閉の時間と重なる → 検証できなかった(速度側の実測は別記事へ)
・utun残骸説:集計の切り方で差の向きが変わる程度 → 関係が見えなかった(否定もしない)
・20時台の4.5%:原因は特定できず、次回の宿題
・分からなかったことを「分かった」と書かないのも、実測記事の仕事だと思っています
④ それでも切れたときにやる3ステップ
ここまでの話を、実際に切れた瞬間にやることへ落とし込みます。
私の記録では、そもそも切れていないケースと、切れてもすぐ戻るケースが大半でした。なので手順も、まず慌てない方向に振ってあります。
④-1 ステップ①:自分が原因になっていないか、先に確認する(5秒)
いちばん最初がこれです。私は9日間の記録の大半を、ここで取り違えました。
🐼 まず確認する2つ
・いま外にいませんか?(移動中はどのWi-Fiにもつながっていません)
・さっきパソコンのふたを閉じませんでしたか?(開いた直後は戻るまで少し間があります)
どちらかに当てはまるなら、それはVPNの問題ではありません。Wi-Fiマークを見る、VPNを通さずに動くもの(中国国内のサイトやアプリ)が反応するか見る。これで数秒で判断できます。
💡 ここで「ネットにはつながっているのに、特定のアプリだけ開かない」なら、切れているのとは別の話かもしれません。そのケースは → 中国でLINE・Googleが使えない!原因と対処法5つ【2026年版】
④-2 ステップ②:30秒だけ待つ
つながる場所にいて、パソコンも開いたまま。それでも切れている——そのときは待つです。
繰り返しになりますが、私の記録では切断82回のうち77回(94%)が30秒前後で自然に戻っていました。いちばん長かったものでも約1分です。
あわてて接続を切って入れ直すと、その復帰にかえって時間がかかることもあります。私はこれを知ってから、切れたらまずコーヒーを一口飲むようにしました。だいたいそれで戻っています😊
④-3 ステップ③:有線とWi-Fiを、どちらか片方に統一する
ここまでやっても戻らない、あるいは何分も続くなら、環境のほうを見直します。
パソコンにLANケーブルが挿さったまま、Wi-Fiもオンになっていないか。会社のデスクや自宅のワークスペースだと起こりがちです。今回の切断ログでは検証できませんでしたが、速度の面では実際に差が出ています。会社では有線、自宅ではWi-Fi、というように場所ごとに決めてしまうのが結局ラクです。
それでも改善しないときは、VPNアプリのつなぎ先を変える、最終的には乗り換えを考える——という順番になります。その判断基準は次の章にまとめました。
🐼 切れたときの順番(この順でOK)
・①自分が原因になっていないか(外にいないか/ふたを閉じなかったか)を5秒で確認
・②30秒待つ(82回中77回=94%はこれで戻る)
・③有線とWi-Fiを片方に統一する
・→ それでも何分も戻らないなら、次の章へ
⑤ この調査、ぜんぶClaude Codeにやらせました
ここまでの「9日間13,855回の記録」も「3回の集計やり直し」も、私が手を動かしたわけではありません。ふだんパソコンの作業をお願いしているClaude Code(クロードコード=日本語で頼むとパソコン上の作業をやってくれるAI)に任せました。
同じことは誰でもできるので、活用術として手順を残しておきます。
⑤-1 やらせたのは「記録」と「集計」の2つだけ
お願いしたのは、大きく2つです。
🐼 Claude Codeにやらせたこと
・記録:30秒に1回、時刻・つないでいるWi-Fi・有線の有無・実際に外に出られるか・VPNの通り道の数をファイルに書き足し続ける仕組みを作って、動かしっぱなしにする
・集計:たまったログを読んで、割合や回数を表にする
私がやったのは、日本語でお願いしたことと、9日間放っておいたことだけです。プログラムは1行も書いていません。
⑤-2 いちばん効いたのは「集計をやり直せる」ことだった
そして、ここが今回いちばんの発見でした。
私はこの9日間ぶんの記録を、3回集計し直しています。
| 回 | やったこと | 結果 |
|---|---|---|
| 1回目 | 時間帯ごとに集計 | 朝と夕方に山が出た(=勘違い) |
| 2回目 | つないでいた場所で分けてから集計 | 夕方の山が消えた |
| 3回目 | 出勤前の時間帯も外して集計 | 朝の山も消えて、1.02%が残った |
13,855行を読み直して、条件を変えて数え直す。これを手作業でやろうとしたら、たぶん1回目で終わっていました。表計算ソフトに貼り付けて、関数を組んで……と考えただけで気が重くなります。
でもAIに頼むと、「移動中を外して数え直して」の一言で数分です。やり直しのコストがほぼゼロになるから、思い込みを潰しにいける。これが今回いちばん実感した効きどころでした。
⑤-3 そのまま使えるプロンプト
自分の環境でも試したい方へ。私が2回はまった落とし穴(層別と、パソコンの開閉)を、あらかじめ指示に入れてあります。
Macで、自分のネット接続が「いつ切れているか」を記録したいです。
30秒ごとに、
・いまの時刻
・つないでいるWi-FiのIPアドレス(どのネットワークにいるかの区別に使います)
・有線LANにIPアドレスが付いているか
・外部サイトに実際につながるか(つながらなければ「通信不可」と残す)
をホームディレクトリのログファイルに1行ずつ追記し続けるスクリプトを作って、
バックグラウンドで動かしてください。
数日ためたら、そのログから次を集計して表にしてください。
★重要:集計する前に、必ず次の2つを外してください。
外さないと、自分の行動が「その時間帯は切れやすい」という誤った結果になります。
① どこにもつないでいない記録(=外出中・圏外)
② パソコンを閉じて持ち歩いていた時間帯(通勤前後など・私が何時ごろかは伝えます)
・つないでいたネットワークごとの「通信できなかった割合」
・上記2つを外したあとの、時間帯別の「通信できなかった割合」
・切断が何回あったか(連続はひとまとめに数える)と、そのうち30秒で戻った割合
・有線とWi-Fiが両方生きていた記録が何件あるか(少なすぎないかも教えて)
💡 Claude Code自体を使ったことがない方へ。導入だけなら30分ほどです。別ブログに初心者向けの手順と、同じやり方で回線速度を測った実例をまとめてあります。
→ ClaudeCode インストール完全ガイド|パンダでもわかる超初心者向け【2026年最新】
→ Claude Codeでネット速度実測|有線とWi-Fiの最適解が真逆だった
🐼 この章のまとめ
・任せたのは「記録」と「集計」の2つ。プログラムは1行も書いていない
・同じデータを3回集計し直した(時間帯だけ→場所で層別→PC開閉も除外)
・効きどころは「やり直しのコストがほぼゼロ」。だから思い込みを潰しにいける
・ログを読むのはAI、自分の行動を思い出すのは人間。この分担は要る
・上のプロンプトには、私がはまった落とし穴2つを最初から入れてある
⑥ それでも切れるならVPN側かも|乗り換えを考える3つの基準
ここまでやっても、何分も戻らない切断が何度も起きるなら、VPNそのものを見直す番です。
ただ、「切れるからすぐ乗り換え」は少し早いとも思っています。私の場合、切れたと思っていた場面のほとんどは自分の行動でしたし、本当に切れていた1%も94%は30秒で戻っていました。そこを切り分けずに乗り換えても、体感が変わらないまま出費だけ増えるかもしれません。
そのうえで「やっぱりVPN側だ」と判断したときに、私が見ている基準は次の3つです。
🐼 乗り換えを考えるときの3つの基準
・① 中国での接続実績が確認できるか
・② サーバーの数と、切り替えの自由度
・③ 返金保証・お試し期間があるか
⑥-1 基準①:中国での接続実績が確認できるか
いちばん大事なところです。「速い」「安い」よりも「中国でつながるか」が先です。
日本や欧米での評価が高くても、中国で安定するかは別問題になりがちです。公式サイトやサポートで中国からの利用について案内があるか、あるいは在住者のレビューがあるか。ここを確認しておくと、契約してから「そもそも使えない」という事故を避けられます。
なお、中国では認可されていないVPNの提供・利用に関する規制があり、法令や運用は変わる可能性があります(2026年7月時点)。サービスの選択も利用も、ご自身の判断とお勤め先の規定に沿ってご検討ください。
⑥-2 基準②:サーバーの数と、切り替えの自由度
長く戻らない切断が起きたときの手段が「つなぎ先を変える」なので、変えられる先が多いほど粘れます。
選べる接続先が数か所しかないと、混んでいるときに逃げ場がありません。別の国・別の地域へワンタップで移れるかは、実用面ではけっこう効きます。
⑥-3 基準③:返金保証・お試し期間があるか
これは「失敗してもやり直せるか」という話です。
VPNは自分の回線・自分の使い方との相性で体感が変わるので、正直、契約して使ってみるまでわかりません。だからこそ、返金保証やお試し期間のあるサービスから試すのが安全だと思っています。年間契約は単価が下がる反面、合わなかったときの痛みも大きくなります。
そして、乗り換えたあとも同じように測ってみてください。前より良くなったのか、それとも自分の使い方のほうが原因だったのか、今度は数字で答え合わせができます。
📌 「で、結局どれを選べばいいの?」
この記事では順位づけや比較はしていません。選ぶ段階の方は、用途別にまとめた2本をどうぞ。
・短期渡航〜まず1本決めたい方 → 【上海在住20年】中国VPNおすすめ5選|上海で使える本命
・在住で年単位で使う方 → 中国VPN 年間プラン 比較5選|駐在員の常用に強いのは?【2026】
🐼 この章のまとめ
・乗り換える前に、自分の行動(外出・PCの開閉)を切り分ける
・見る基準は①中国での接続実績 ②サーバー数と切り替えの自由度 ③返金保証・お試し
・「速い・安い」より先に「中国でつながるか」
・乗り換えたあとも測れば、効果が数字で確かめられる
⑦ まとめ|今日やる1つのこと
「上海でVPNが切れる」——この体感は本物です。私も何度も舌打ちしてきました。
でも9日間ぶんを記録して、外出中と、出勤前にパソコンを閉じていた時間を外してみたら、本当に落ちていたのは1.02%でした。しかも94%は30秒で自分で戻っていた。私が「切れた」と言っていたものの多くは、自分の行動だったわけです。
🐼 この記事のまとめ
・自宅でパソコンを開いていた8,525回のうち、通信できなかったのは87回=1.02%
・切断82回中77回(94%)は30秒で自然復帰。最長でも約1分
・夕方の山=通勤中の圏外/朝の山=出勤前のパソコンの開閉(どちらも自分の行動)
・同時接続は記録が32分しかなく検証できず、utun残骸説も関係が見えなかった
・切れたら①自分が原因か確認 →②30秒待つ →③有線とWi-Fiを片方に統一
・記録も集計もClaude Codeに任せられる。効くのはやり直しのコストがゼロなこと
✅ 今日やる1つのこと
次に「あ、切れた」と思ったとき、VPNアプリを開く前に「いま自分はどこにいる? さっきパソコンを閉じなかった?」と一度だけ思い出してください。私の場合、これで大半が説明できました。

上海歴20年、ずっと「中国のネットは不安定だ」と思ってきました。測ってみたら、いちばん不安定だったのは私の生活リズムのほうでした。お恥ずかしい限りですが、同じ勘違いをしている方はきっといると思うので書きました🐼
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⑧ 上海でVPNが切れるときのよくある質問(FAQ)
- Qパソコンは平気なのに、スマホだけ切れるのはなぜですか?
- A
スマホは持ち歩く時間が長いぶん、そもそもつながっていない状態に入りやすいからだと思います。今回の記録でも、どこにもつながっていなかった226回のうち218回は「通信できない」状態でした。移動しながらWi-Fiと携帯回線を行き来する切り替わりの瞬間も途切れやすいので、まずはWi-Fiを切って携帯回線だけにするなど、片方に寄せて様子を見てみてください。
- Q会社から支給されたパソコンでも、同じ対処でいいですか?
- A
前半(自分が原因か確認・30秒待つ)までは同じでOKです。ちなみに今回の記録では、会社のWi-Fiは1.16%、自宅は2.55%で、会社のほうがむしろ安定していました。ただ、会社のパソコンには勤務先が用意したVPNやセキュリティの仕組みが入っていることが多く、接続先や設定を勝手に変えるのは避けたほうが無難です。設定に手を入れる必要が出てきたら、情報システム部門やお勤め先のルールを先に確認してください。
- QVPNを2つ入れておいても大丈夫ですか?
- A
入れておくこと自体は問題ないと思いますが、2つを同時に動かすのはおすすめしません。通り道が二重になって、いまどちらを通っているのか分からなくなります。片方を止めて、もう片方を使うという切り替え運用にしておくと安心です。費用面では「メインは年間契約、サブは月額」の組み合わせが現実的です。
- Q20時台だけ少し高い、と書いてありましたが原因は何ですか?
- A
正直に言うと、わかりませんでした。切り分けを終えたあとの時間帯で、20時台だけ4.5%と、ほかの時間(0〜3%前後)よりやや高く出ています。帰宅してパソコンを開け閉めしている時間とも重なるので、これもまた自分の行動かもしれません。ただ今回は確かめる材料がなく、次に測るときの宿題にしています。分からないことは分からないまま書いておきます。

