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「上海に来たけど、子どもの英語はどうしよう」——赴任してしばらくすると、たいていのご家庭がここにぶつかります。
とりあえず「子ども オンライン英会話 おすすめ」で検索して、上から順に無料体験を申し込んでみる。そして3社目くらいで気づきます。良し悪し以前に、そもそも繋がらないものがある、ということに。
日本の比較記事は、日本の回線・日本のカード・日本の時間割を前提に書かれています。上海ではその前提が3つとも変わります。だから、日本のランキングをそのまま上からなぞっても、うまくいかないんですよね😥
この記事では、上海から実際に使えるかどうかを「GFW(中国のインターネット規制のしくみ)・決済・時差」の3つの軸で判定してから選ぶ方法をまとめました。そのうえで、公式に海外受講の条件を確認できた3社を比較しています。

上海歴20年、家族で帯同して子ども2人を育ててきました。自宅と会社の回線を9日間・13,855回ぶん実測したこともあります。その経験から言うと、上海で最初に見るべきなのは「どこがいいか」ではなく「そもそも届くか」なんです🐼
読み終わるころには、「安いプランを選んだのに、上海の放課後には一度も使えなかった」という一番もったいない失敗を、申し込む前に避けられるようになります。無料体験を1つ選ぶところまで、まっすぐ進めるはずです✨
① 日本の「子ども向けオンライン英会話おすすめ」が、上海でそのまま当てはまらない理由
上海で子どもの英会話を探すとき、最初にやることは「どこがいいか」を調べることではありません。「そのサービスが、上海の自宅に届くのか」を確かめることです。
日本で人気のランキング記事は、日本の回線・日本のカード・日本の時間割を前提に書かれています。その前提が3つとも変わるのが上海です。ここを飛ばすと、いいサービスを選んだのに使えない、という一番もったいない失敗をします。
「おすすめ◯選」を上から試して、3社目で気づくこと
「子ども オンライン英会話 おすすめ」で検索すると、丁寧に比較された記事がたくさん出てきます。講師の質、教材、料金——どれも参考になります。
ただ、その比較軸の中に「中国から接続できるか」は入っていません。日本国内向けに書かれているので当然です。
そのまま上から順に無料体験を申し込むと、だいたい同じところでつまずきます。ログイン画面が開かない、レッスン直前に接続できない、支払い画面でカードが通らない。サービスの良し悪しとは別の理由で止まるので、原因が分からず「うちの回線が悪いのかな」と自分を疑ってしまうんですよね。
帯同ご家族(いわゆる駐在妻)の方から見ると、これは地味に消耗します。子どもの前で「今日はできないみたい」と言うのは、けっこうこたえます😥
・日本の比較記事の軸=講師・教材・料金
・上海で最初に必要な軸=繋がるか・払えるか・時間が合うか
・この3つは、日本向けの記事には書かれていない
上海で最初に確かめるのは「良し悪し」より「そもそも届くか」
上海の自宅でオンラインのレッスンを受けるとき、実際に回線がどれくらい安定しているのか。ここは推測で書きたくなかったので、自宅と会社で9日間・13,855回、30秒おきに接続状態を記録したことがあります。
結果は、思っていたよりずっと良いものでした。移動中と早朝を除いた8,525回で見ると、接続が切れていたのは87回=1.02%。しかも切れた82回のうち77回(94%)は30秒で自然に戻っていて、いちばん長いものでも1分ほどでした。
つまり、上海の回線そのものは「レッスンが成立しないほどひどい」わけではありません。問題は回線の質ではなく、そのサービスが何の上に乗っているかのほうです。ここが分かると、選び方の順番が変わります。
▶ 測り方と結果の詳細はこちら:中国でVPNが切れる|9日間実測でわかった本当の切断率は1%【2026】
なお、この記事で扱うのは学校の外の話です。インター校か日本人学校かという進路そのものは別の判断になるので、そちらは上海インター校 vs 日本人学校|教育費を上海歴20年が徹底比較【2026】にまとめてあります。
🐼 このセクションのまとめ
・上海で最初に見るのは「どこがいいか」ではなく「届くか」
・上海の回線は、実測では9日間で切断1.02%・94%が30秒で復帰
・つまり回線より「サービスが何の上に乗っているか」で決まる
② 上海から使えるかを決める3つの軸——GFW・決済・時差
上海歴20年、家族で帯同して子ども2人を育ててきました。その間ずっと変わらなかったのは、日本のサービスを上海で使うときにつまずく場所は、だいたい決まっているということです。
繋がるか(GFW)、払えるか(決済)、時間が合うか(時差)。この3つです。
実はこの3軸は、大人の中国語スクールを選ぶときにも同じように効きます。そちらは中国語オンラインスクールおすすめ3選【2026年版】上海駐在員が比較で3社を比較しているので、ご自身の学習にも興味があれば合わせてどうぞ。
軸①|外部の通話アプリに乗るサービスは、条件がひとつ増える
いちばん効くのはここです。
中国では、外部の通信サービスに対して制限がかかることがあります(いわゆるグレートファイアウォール=GFW。中国のインターネット規制のしくみのことです)。そのため、レッスンをZoomなど外部の通話アプリの上で行うサービスは、上海だと条件がひとつ増えます。
これは特定の会社が悪いという話ではなく、日本のオンライン英会話に共通する前提です。実際、業界大手のレアジョブは公式のよくある質問で、こう書いています。
「お客様が滞在されている国により、アクセス制限等を設けられている場合は、ホームページにアクセスできない場合があります」
引用元:レアジョブ英会話 公式よくあるご質問「海外でもレッスンは受けられますか。」(2026年8月時点)
正直に書いてくれているぶん、むしろ信頼できる記述です。日本のサービス側も「国によっては届かないことがある」と認識している、ということですね。
裏を返すと、外部の通話アプリを使わず、自前のシステムだけでレッスンが完結するサービスは、その分だけ条件が少ないということになります。ここが上海での最初のふるいです。
なお、中国のネット環境そのもの(何が繋がって何が繋がらないか、接続手段の選び方)は、中国のネット環境 完全ガイド|接続手段4つの選び方【2026】上海歴20年に前提としてまとめてあります。この記事では「英会話をどう選ぶか」に絞ります。
軸②|中国本土発行のカードで詰まることがある
次が支払いです。
子どもの習い事は、毎月の自動引き落としが何ヶ月も続きます。最初の1回が通っても、途中で決済が止まると、レッスンの予約ごと消えてしまいます。つまり決済は「申し込めるか」ではなく「続くか」で見る必要があります。
上海で暮らしていると、支払い手段は自然と中国本土のカードやスマホ決済が中心になっていきます。ただ日本のサービス側は日本のカードを前提にしていることが多く、ここでかみ合わないことがあります。
申し込む前に決めておくこと
・引き落としに使うカードを1枚決めておく(できれば日本発行のもの)
・そのカードの有効期限が、受講したい期間より先まであるか
・請求が外貨建てになる場合があることを知っておく
各社が公式でどう書いているかは、このあとの3社それぞれのところで具体的に見ていきます。
軸③|上海は日本より1時間遅い——日本の夕方枠が、放課後にちょうど乗る
3つ目が時差です。そして上海に関しては、これが数少ない「有利な条件」になります。
上海の時刻は日本より1時間遅れています。日本のオンライン英会話は時刻をすべて日本時間で表示するので、表示されている時間から1時間引いたのが、上海での時間です。
日本 18:00 の枠 → 上海では 17:00
日本 20:00 の枠 → 上海では 19:00
日本で「子どもに人気の夕方枠」とされる時間帯が、上海では放課後から夕食前にそのまま収まります。時差が1時間しかない国で、しかも日本より遅い側にいるというのは、海外から日本のサービスを使ううえでかなり恵まれた条件です。

海外から日本のサービスを使うと、たいてい時差が敵になります。上海は珍しく味方になってくれる場所なんですよね🐼
⚠️ ただし、これは「どのプランを選ぶか」で崩れることがあります。サービスによっては、料金プランごとに受講できる時間帯が違うからです。安いプランを選んだら上海の放課後には届かなかった、ということが実際に起こります。ここは後半でクラウティを見るときに、実際の時刻で確認します。
🐼 このセクションのまとめ
・軸① 外部の通話アプリを使わないサービスほど、上海では条件が少ない
・軸② 決済は「申し込めるか」ではなく「毎月続くか」で見る
・軸③ 上海は日本より1時間遅い=日本の夕方枠が放課後に乗る。ただしプラン次第
英会話以外に「日本の通信教育を続けたい」という選択肢もあります。こちらは海外受講できるかがサービスごとに分かれるので、判断材料は通信教育の海外受講|上海でつまずく4つの関門とサービス別の可否をご覧ください。
③ 上海から使える子ども向けオンライン英会話3社を一目で比較
ここまでの3つの軸で絞ると、上海から現実的に選べるのはこの3社です。順位はつけていません。軸によって答えが変わるからです。
| 項目 | ネイティブキャンプ | ハッチリンクジュニア | クラウティ |
|---|---|---|---|
| レッスンに使うツール | 自社アプリ・ブラウザ (公式「他社の通話サービスを利用せずに」) |
⚠️ Zoom (2025年4月23日からZoomのみ) |
独自システム (外部の通話アプリを使わないと公式が明記) |
| 公式の「海外受講」明記 | ✅ 専用ページあり | ⚠️ 記載なし | ✅「世界中どこからでも受講可能」 |
| 受講できる時間(上海時間) | 24時間・予約不要 | 公式に明記なし | プランで異なる 04:00〜15:00 または 04:00〜23:00 |
| 家族でのシェア | 1人 月額1,980円 (代表者のプレミアムプランが必要) |
記載なし | ✅ 最大6名まで無料 |
| 料金(税込) | プレミアム 月額7,480円 | ベーシック 月4回3,800円〜 | スタンダード 月額7,150円 DAYS 月額4,950円 |
| 無料体験 | 7日間 | 2回 | 8日間 |
| 子ども専用か | いいえ(大人と共通) | ✅ 幼児〜中高生の専用 | いいえ(家族全員向け) |
| おすすめできる人 | 通信の条件をいちばん減らしたい人 | 子ども専門の先生に長く見てほしい人 | きょうだい・親子でまとめたい人 |
※料金・時間はすべて2026年8月時点の公式表記です。最新は各社公式でご確認ください。
表の読み方
・上2行(ツール/海外受講の明記)が、上海では料金より先に効きます
・3行目(時間)は、日本時間の表記から1時間引いた「上海時間」で書いています
ここに載せていない6社について
子ども向けのオンライン英会話は他にもあります。ボーダーリンク、NovaKid、eスピーク、DMM英会話、Kimini英会話、QQEnglish——どれも日本では評価の高いサービスです。
この記事が3社に絞っているのは、「上海から使えるか」を公式の記述で確認できたのがこの3社だったからで、他が劣っているという意味ではありません。公式が明示していない以上、私の側でも「使える」とは書けない、というだけです😌 気になるサービスがあれば、申し込む前に「中国から受講できますか」と直接問い合わせるのが確実です。
🐼 このセクションのまとめ
・3社に順位はつけていない。軸が違えば答えが変わるから
・上海では「ツール」と「公式が海外受講を明記しているか」が料金より先に効く
・載せていないサービスは、劣っているのではなく「確認できなかった」
④ 【軸①GFWで選ぶなら】ネイティブキャンプ|外部アプリを使わない・24時間365日
「とにかく確実に繋がってほしい」なら、いまのところこれが一番条件が少ないです。
公式に「海外からのご利用について」のページを持つ、数少ない1社
調べた中で、海外在住者向けの専用ページを公式に用意しているのはネイティブキャンプだけでした。SMS認証のこと、支払いカードのこと、時差のこと——海外から使うときにつまずく場所が、あらかじめまとめられています。
これは地味に大きい違いです。海外ユーザーの存在を前提にしている会社と、そうでない会社では、困ったときのサポートの通じ方が変わります。
⚠️ ただし正確に書いておくと、公式は「中国で使えます」とは書いていません。中国という国名は一度も出てきません。言えるのは「海外利用を想定した窓口がある」というところまでです。
強み|他社の通話サービスを使わないので、条件がひとつ減る
公式のアプリ利用ページに、はっきりこう書かれています。
「他社の通話サービスを利用せずにレッスンをご受講いただけます」
引用元:ネイティブキャンプ公式「アプリご利用方法」(2026年8月時点)
前半で見たとおり、上海では外部の通話アプリに乗っているぶんだけ条件が増えます。その条件が最初から無い、というのがこのサービスの一番の強みです。
もうひとつが「予約不要・24時間365日・回数無制限」という仕組み。子どもの機嫌や宿題の進み具合で予定が崩れるのは日常茶飯事ですが、枠を取り直す必要がないので、崩れてもそのまま流せます。時差を気にしなくていいのも、この点では効きます。
注意点|SMS認証と、カードの為替
いいことばかりではありません。公式が挙げている注意点は2つです。
料金はプレミアムプランが月額7,480円(税込)。年間割引オプションを使うと月額6,480円になります。回数無制限なので、たくさん受けるほど1回あたりは下がっていく設計です。
こんなご家庭に向いています
✅ まず「確実に繋がること」を優先したい
✅ 子どもの予定が読めず、決まった曜日・時間で予約するのが難しい
✅ 親も一緒に英語をやり直したい(子ども専用ではないので大人も同じ枠で使える)
❌ 向かないかもしれない場合
・子ども専門の先生に、子ども向けのカリキュラムで見てほしい
→ そういうご家庭は、次のハッチリンクジュニアのほうが合います
🐼 このセクションのまとめ
・外部の通話アプリを使わない=上海での条件がひとつ少ない
・24時間365日・予約不要なので、予定が崩れても流せる
・ただし公式は「中国で使える」とは言っていない。SMS認証とカードの為替は要確認
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⑤ 【軸②子ども専門で選ぶなら】ハッチリンクジュニア|Zoom前提という条件つき
子ども専門という一点では、3社の中でいちばん強いです。ただし上海では、条件がひとつ増えます。
幼児から中高生まで、同じ場所でずっと続けられる
ハッチリンクジュニアは幼児から中高生までを対象にした、子ども専門のオンライン英会話です。公式には「さらには大人の生徒様まで」とありますが、軸足は明確に子どもにあります。
子ども専門であることの実利は、先生が子どもの扱いに慣れていること、そして成長に合わせて同じサービスの中で進めることです。幼児のうちは歌や絵カード、小学生になったら会話、中学生になったら英検対策——というように、サービスを乗り換えずに段階を上げられるのは、続ける側にとってかなり楽です。
料金はベーシックの月4回で3,800円(税込)から。無料体験は2回受けられます。
2025年4月から、レッスンのツールがZoomのみになりました
ここが、上海で選ぶときの最大の分かれ目です。
公式のお知らせによると、2025年4月23日からレッスンの受講ツールがZoomのみに変更されました。
「4月23日(水)よりレッスンの受講ツールをZoomのみに変更」
引用元:ハッチリンクジュニア公式ブログ「【大切なご案内】レッスンツールおよびお問い合わせ方法のお知らせ」(2025年3月24日/2026年8月時点で確認)
前半で見たとおり、外部の通話アプリに乗るサービスは、上海だと条件がひとつ増えます。Zoomは中国本土からの接続が不安定になることがあると言われており、安定して使うには通信面の備えが前提になると考えておいたほうが安全です。
⚠️ ここは正直に書きます。「上海では絶対に使えない」とは言えませんし、逆に「問題なく使えます」とも言えません。回線・時間帯・接続手段によって結果が変わるためです。中国のネット環境そのものについては、中国のネット環境 完全ガイド|接続手段4つの選び方【2026】上海歴20年に前提をまとめてあるので、備えのある状態で無料体験に進むのをおすすめします。
注意点|公式が海外受講の可否を明示していない
もうひとつ。ハッチリンクジュニアの公式サイトには、海外から受講できるかどうかの記載がありません(2026年8月時点)。書かれていない以上、こちらで「使える」と判断することはできません。
無料体験が2回と少なめなので、1回目を通信の確認、2回目を先生との相性の確認に割り振ると無駄がありません。
こんなご家庭に向いています
✅ 子ども専門の先生に、長く同じ場所で見てほしい
✅ 幼児から始めて、英検対策まで乗り換えずに続けたい
✅ 上海の自宅の通信環境に、すでにある程度の備えがある
❌ 向かないかもしれない場合
・通信のことで悩みたくない・トラブルの原因を切り分ける余裕がない
→ その場合は、外部アプリを使わないネイティブキャンプかクラウティのほうが安心です
🐼 このセクションのまとめ
・子ども専門という一点では3社で最強。幼児から英検対策まで乗り換え不要
・ただし2025年4月からレッスンはZoomのみ=上海では条件がひとつ増える
・公式は海外受講の可否を書いていない。事前の問い合わせと、体験1回目での通信確認を
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⑥ 【軸③家族でまとめるなら】クラウティ|ただし安いプランは上海の放課後に届かない

3社の中で、公式が海外受講をいちばんはっきり書いているのがここです。ただし、上海では「プラン選び」で一段つまずきます。
公式が「世界中どこからでも受講可能」と書いている
クラウティのよくある質問には、こう書かれています。
「クラウティEnglishのレッスンは、世界中どこからでも受講可能でございます。しかしながら、システム内の時間は日本時間で表示されますので、時差にご注意くださいませ。」
引用元:クラウティ公式 よくある質問(2026年8月時点)
海外受講を公式が明言し、しかも時差にまで注意を促している——これは調べた中でいちばん親切な書き方でした。
レッスンのツールも外部アプリを使いません。公式にも「アプリのダウンロード・登録がありません」と書かれています。前半で見た軸①の観点では、ネイティブキャンプと並んで条件が少ないほうです。
そしてこのサービスの看板が、アカウントを最大6名まで無料で持てること。きょうだいで、あるいは親子で、ひとつの契約を分けあえます。
上り下り5Mbps以上・有線LAN推奨——上海の自宅回線で効いてくる条件
一方で、通信環境の要求は3社の中でいちばん具体的に書かれています。
「上り下りともに5Mbps以上を推奨いたします。推奨速度を満たしていない場合、正常なレッスンを受講できません。安定したレッスンをお楽しみいただきたい場合は、有線LAN接続環境でのご利用を推奨いたします。」
引用元:クラウティ公式 よくある質問(2026年8月時点)
「有線LAN推奨」は、上海だと軽く読み飛ばせない一文です。
私自身、上海の自宅と会社で通信を実測したことがあるのですが、有線とWi-Fiのどちらが速いかは環境によって逆転しました。しかも両方を同時にオンにしていると、かえって不安定になるという結果でした。子どものレッスン用の端末は、受講する場所で一度どちらが安定するか試してから固定するのがおすすめです。
▶ 実測の詳細はこちら:上海VPNが不安定な原因は“有線とWi-Fi同時使用”だった【実測3条件】
プランで受講できる時間が変わる|上海時間に直すと見えること
ここが、この記事でいちばんお伝えしたいところです。
クラウティの受講できる時間は、公式に「05:00 – 16:00 または 05:00 – 24:00(契約プランにより異なります)」と書かれています。さらっと書かれていますが、プランによっては16時で終わるということです。これを上海時間に直すと、こうなります。
| 公式の表記(日本時間) | 上海時間に直すと | 上海の放課後(15時台以降)に |
|---|---|---|
| 05:00 – 16:00 | 04:00 – 15:00 | ⚠️ ほとんど届きません |
| 05:00 – 24:00 | 04:00 – 23:00 | ✅ 余裕をもって届きます |
上海は日本より1時間遅いので、日本で「16時まで」のプランは、上海では15時に閉まります。一般に小学生が家に戻って落ち着くのは15時台以降ですから、時間帯の短いプランを選ぶと、子どもが受けられる枠がほとんど残らないことになります。
日本国内で選ぶなら「昼間しか使わないから安いほうでいい」で正解です。同じ判断を上海でそのまますると、月額を抑えたつもりが一度も使えない、ということが起こり得ます。
料金は、スタンダードが月額7,150円、プレミアムが月額10,780円。時間帯が短い「DAYS」とつくプランは、スタンダード・DAYSが4,950円、プレミアム・DAYSが8,800円です(すべて税込・2026年8月時点)。無料体験は8日間と、3社でいちばん長く試せます。
こんなご家庭に向いています
✅ きょうだいがいる・親子で一緒にやりたい(アカウントを最大6名まで持てる)
✅ 自宅に有線LANを引ける、または回線が安定している
✅ 8日間じっくり試してから決めたい
❌ 向かないかもしれない場合
・受講が夕方以降に集中する × 時間帯の短いプランを検討している
→ その組み合わせだけは避けてください。時間帯の長いプランを選ぶか、24時間使えるネイティブキャンプのほうが合います
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🐼 このセクションのまとめ
・公式が「世界中どこからでも受講可能」と明言している数少ない1社
・アカウントは最大6名まで無料。きょうだい・親子で分けあえる
・プランで受講時間が変わる。日本時間16時までのプランは上海では15時に閉まる
・上り下り5Mbps以上・有線LAN推奨。受講する場所で先に回線を固定しておく
⑦ タイプ別|わが家はどれを選べばいいか
3社とも「上海から使える可能性がある」ところまでは同じです。最後は、ご家庭が何をいちばん避けたいかで決まります。
とにかく「繋がること」を最優先するなら → ネイティブキャンプ
避けたいのが「レッスンの日に繋がらない」なら、条件がいちばん少ない組み合わせです。共働きで平日の予定が読めない、トラブルの原因を切り分ける時間も気力もない——そういうご家庭は、まずここから。
子どもに専門の先生をつけて、長く続けたいなら → ハッチリンクジュニア
避けたいのが「途中でサービスを乗り換えること」なら、こちらです。幼児から中高生まで同じ場所で進められます。ただし通信面の備えが前提になるので、無料体験の2回のうち1回は通信の確認に使ってください。
きょうだい・親子でまとめて1契約にしたいなら → クラウティ
避けたいのが「人数分だけ費用が増えること」なら、こちらです。受講時間の長いプランを選ぶ、この一点だけ気をつければ上海との相性は良いほうです。
合わなかったときのために「二の矢」を持っておく
上海で暮らしていると、昨日まで問題なかったものが今日つながらないということが起こります。英会話に限らず、これはもう前提として組んでおいたほうが楽です。
おすすめは、メインを1つ決めたうえで、外部アプリを使わないほうの1社をいつでも戻れる控えにしておくこと。無料体験は各社1回きりですが、体験のときの手応えを覚えておくだけで、いざというときの判断が速くなります。
なお、上海に家族で赴任してからの生活の立ち上げ全体については、上海駐在に家族帯同|ビザ・学校・医療・生活立ち上げ完全ガイド【2026】にまとめています。
🐼 このセクションのまとめ
・選ぶ基準は「どれが優れているか」ではなく「何を避けたいか」
・上海では「昨日まで大丈夫だった」が通じない日がある。メインを決めたら、外部アプリを使わないほうの1社を控えにしておくと、いざというとき迷わない
⑧ まずは無料体験を1つだけ|申し込む前に確認する3つのこと
ここまで読んで、たぶん「結局どれ?」となっていると思います。答えは「まず無料体験を1つ」です。3社とも無料体験から始められるので、悩む時間を試す時間に変えたほうが早く決まります。
ただし、上海から申し込むときだけは、先に3つ確認しておくと無駄がありません。
支払いに使うカードを、先に1枚決めておく
子どもの習い事は毎月の引き落としが続きます。申し込めるかより、続くかのほうが大事です。
ネイティブキャンプは公式に、海外発行のカードだと為替がカード会社の定めになること、円建てにしたい場合は日本発行のカードへの変更を案内しています。クラウティはVisa・Mastercard・American Express・JCB・Diners Club・Discoverに対応。ハッチリンクジュニアはPayPal社を通じた毎月自動引き落としです。
有効期限が受講予定より先まであるカードを1枚決めてから申し込んでください。
受けたい時間帯を「上海時間」で先に決めておく
前半で見たとおり、日本のサービスの時刻表示はすべて日本時間です。3社とも例外ではありません。
やること(30秒で終わります)
① 子どもが実際に受けられる上海時間を書き出す(例:17:00〜19:00)
② そこに1時間足す=日本時間(例:18:00〜20:00)
③ その時間に受講できるプランかどうかを、申し込み画面で確認する
これをやっておくだけで、「安いプランを選んだら使えなかった」という一番もったいない失敗が消えます。
体験は1社ずつ・1回だけ申し込む
最後にひとつ、実務的なお願いです。無料体験は、家族の中で何度も申し込まないでください。
多くのサービスは「1世帯につき1回」を前提に無料体験を提供しています。母の名前で申し込み、うまくいかなかったので子どもの名前でもう一度——という使い方をすると、規約上の扱いが変わることがあります。
3社を同時に申し込むのもおすすめしません。同じ時間帯・同じ端末で1社ずつ試したほうが、切れた原因がサービス側なのか自宅の回線なのかを切り分けられます。
🐼 上海パンダのおすすめの選び方
① 繋がることを最優先するなら → ネイティブキャンプ(7日間の無料トライアル)
② 子ども専門で長く続けたいなら → ハッチリンクジュニア(無料体験2回)
③ きょうだい・親子でまとめるなら → クラウティ(8日間の無料体験)
🐼 このセクションのまとめ
・悩む時間を試す時間に変える。まず1社の無料体験から
・申し込む前に「カード1枚」「上海時間で受けたい枠」を決めておく
・体験は1社ずつ・1回だけ。同じ端末・同じ時間帯で試すと原因が切り分けられる
💡 英会話は「お子さんの時間」の一部です。ご主人が会社の付き合いで不在になりがちなご家庭では、生活全体をどう組むかが先にきます。友人・習い事・家の中の時間・お子さんの時間・買い出しと一時帰国という5つの段取りを、こちらにまとめました。
▶ 上海駐在の帯同家族|夫が不在でも回る生活の5つの段取り【2026】
⑨ よくある質問(FAQ)
- Q上海からでも、本当に日本のオンライン英会話を受けられますか?
- A
受けられる可能性は十分にあります。ただしサービスによって条件が変わります。この記事で3社に絞ったのは、公式が海外受講について何らかの形で明示していたのがこの3社だったためです。気になるサービスがある場合は、申し込む前に「中国から受講できますか」と直接問い合わせるのが確実です。
- QVPNは必ず必要ですか?
- A
サービスによります。外部の通話アプリを使わないサービスであれば、必要になる場面は少なくなります。一方、Zoomなどの上でレッスンを行うサービスは、通信面の備えがあったほうが安心です。中国のネット環境そのものについては、記事の前半で紹介した「中国のネット環境 完全ガイド」に接続手段の選び方をまとめています。
- Q子ども専門と、大人も使えるサービス。どちらがいいですか?
- A
優劣ではなく、避けたいことで決まります。「サービスを乗り換えたくない」なら子ども専門、「時間の自由度がほしい」「親も一緒に使いたい」なら大人と共通のサービスです。上海の場合はこれに通信の条件が加わるので、記事の前半の3つの軸と合わせて判断してください。
- Qきょうだいで受けるなら、1契約にまとめたほうが安いですか?
- A
サービスによって仕組みが違います。アカウントを最大6名まで無料で持てるところもあれば、家族1人ごとに追加料金がかかるところもあります。人数と受講頻度によって答えが変わるので、ご家庭の人数を決めてから各社の家族向けの条件を見るのが確実です。
- Qレッスン中に映像が止まる・切れるときは、どうすればいいですか?
- A
まずサービス側か自宅側かを切り分けます。同じ端末・同じ時間帯で別のビデオ通話を試して、そちらも切れるなら自宅側です。自宅側だった場合、有線とWi-Fiのどちらが安定するかは環境によって変わります。私が上海の自宅と会社で測ったときは両方をオンにしていると、かえって不安定になりました。受講する場所ごとに、どちらか片方に固定するのがおすすめです。
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